RICOH GR Digital IV(リコー)

GR DIGITALシリーズの4代目です。「プロのニーズにも応えるスナップシューター」というコンセプトは健在で、速写性能と表現性能が更に強化されています。センサーシフト式手ぶれ補正やパッシブ式AFセンサーが搭載され、レンズに「VC」と表記されるようになるなど、決して派手ではありませんが、着実な進化が認められます。
イメージセンサーは1/1.7型の約1,000万画素CCD、レンズは開放f/1.9の35mm判換算で28mm相当のGRレンズと、基本仕様は先代機のGR Digital IIIとほとんど変わりはありません。
速写性能の強化は、独自開発の外部AFセンサーと従来からのコントラストAFを併用するハイブリッドAFによって、AF合焦時間は最短約0.2秒にまで短縮。これは先代機の約2倍の速さになっています。表現力強化の目玉はダイナミックレンジ補正の搭載です。効果は弱/中/強の3段階から選べ、白トビ、黒ツブレを抑え、各領域に適切な露出補正を施してくれます。そのほか、多重露光撮影機能やインターバル合成機能など、便利に進化したシンプルかつ幅広いシーンで使える高機能のコンデジといえるでしょう。数量限定でホワイトエディションも発売されています。