これでバッチリ!!カメラとレンズのお手入れ方法
2019/5/21
機材のお手入れは普段から行っていますか?定期的なメンテナンスはとても大切なものです。しっかりお手入れをして保管しないと、カビが生えたり、レンズが曇ったりと、せっかくの愛機が台無しになってしまいます。
ここでは、普段のお手入れ方法と保管方法をご紹介します。
カメラのお手入れ方法
1.道具の用意
カメラ用・レンズ用のクリーニングクロス、ブロアー、やわらかいブラシの3つは必須といっていいでしょう。他にも綿棒や爪楊枝があるといいです。綿棒は一般的な先端が丸いもののほかに、カメラ用の先端が細く尖ったものもあります。レンズペンも便利でおススメです。
クリーニングクロスは、カメラ用とレンズ用で別々のものを準備するのが望ましいです。ブロアーはスプレータイプのものもありますが、シリコンゴム製の手動タイプの方がコストを抑えられます。クリーニングクロスやブロアーなどはカメラ販売店や家電量販店で購入することができます。やわらかいブラシは専用のものがありますが、化粧用のメイクブラシでも代用できます。
2.ほこりを落とす
外観のホコリをブラシで払い落していきます。特にボタン回りやファインダー周り、凹凸の多いダイヤル周りは溝にホコリがたまりやすいので、しっかり払い落します。ファインダー周りはアイカップを外すとゴミなどが意外と入り込んでいるので、アイカップは外して清掃しましょう。ダイヤル周りは爪楊枝やカメラ用の尖った綿棒を使うとよいでしょう。爪楊枝を使う際は、先端を削いだりクリーニングティッシュを巻きつけたりしてボディを傷つけないようにしましょう。
3.拭き取り
一通りボディの外観の払い落としが完了したら、次にクリーニングクロスで全体を包むように拭き取ります。カメラに付着した顔や手などの油汚れをしっかりと拭き取りましょう。
ブラシで払う前にクロスで拭いてしまうと、カメラ本体に付着したゴミや砂の影響で本体に傷がついてしまう恐れがあるので、しっかりブラシで払い落とした後でクロスを使います。海沿いで撮影したり、汗をかきながら撮影した場合、かなりの塩分がカメラに付着しています。固く絞ったタオルを使って、まず塩分を拭き取ってください。無水アルコールなどを用いるのもよいでしょう。仕上げに乾拭きをして水分が残らないようにしましょう。
4.マウント内部
ボディの拭き掃除が終わったら、レンズを外してマウント内部のクリーニングを行います。このとき注意することは、必ずカメラのレンズ面を下向きにして作業を行ってください。一眼レフカメラのマウントの内部には、ミラーやイメージセンサー(デジタルのみ)といった重要でデリケートな部品がたくさん組み込まれています。特にイメージセンサーにホコリが付着すると、写真にゴミが写り込む恐れもあるので、ホコリが内部に入らないように、必ず下向きにしてレンズを外しましょう。
レンズを外したらブロアーを軽く吹き付ける程度にしておき、作業が終わったら速やかにレンズを付け直すか、キャップをして内部を保護します。よほどの知識がない限り内部を物理的に拭いたり触ったりすることは故障やトラブルの原因になるので避けたほうがよいでしょう。
レンズの着脱をよく行う方はマウントのリング部分が汚れていることが多いです。ここもボディと同様に磨いてあげましょう。この時もカメラは下向きにして内部にごみなどが入らないようにしましょう。
フィルムカメラはフィルム室の清掃も行いましょう。シャッター幕には触れないよう注意して、ゴミや汚れを丁寧に落としてあげましょう。
5.レンズの清掃
ボディの清掃作業が終わったら、レンズの清掃を行います。レンズが取り外せるものは取り外して清掃を行います。レンズ交換ができないコンパクトカメラはレンズを繰り出して清掃を行います。
まずはボディと同様にブロアーでゴミやほこりを吹き飛ばし、ブロアーで取れなかったものはやわらかいブラシで取り除きましょう。ゴミやほこりが取り除けたら、レンズ用のクリーニングクロスやクリーニングティッシュでレンズ表面を拭き取りましょう。クリーナーの拭き跡は乾拭きを丁寧にすることできれいに取れます。レンズペンを使うと簡単にきれいになります。
6.保管
カメラの保管場所は湿気が少なく涼しい場所が最適です湿気とホコリはカメラ・レンズの大敵なので、防湿庫や簡易的な防湿ボックスに入れて保管することをおすすめします。
防湿・防カビ剤を一緒に入れておけば完璧でしょう。
まとめ
カメラを長持ちさせるには日々のお手入れは欠かせません。使用した後必ずお手入れをする習慣をつけると、大切な機材をいつまでもきれいなまま保つことができます。きれいな写真を撮るのも大事ですが、お気に入りの機材も大切に残したいですね。