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単焦点レンズの特徴

2019/5/21

数あるカメラレンズのカテゴリの一つに単焦点レンズというものがあります。単焦点レンズとは焦点距離が一つだけのものを指します。50mmの単焦点レンズなら焦点距離を50mm以外に変えることはできません。ズームレンズの場合は被写体を大きくしたり小さくする際に手元の操作だけで事足りますが、単焦点レンズの場合は被写体との距離を自分の足を使って調節しなければならずとても不便なレンズに感じるかもしれませんが、ズームレンズにはない特徴もあります。ここでは単焦点レンズの特徴について述べていきます。

単焦点レンズの利点

1.F値が小さいものが多い

単焦点レンズの魅力の一つとして、F値が小さいレンズ(明るいレンズ)が作りやすい点が挙げられます。お値段も比較的手ごろな2.8や2.0、1.8や1.4あたりは流通量も多くお目にかかることも多いことでしょう。中には1.2や1.0、1以下のものまであります。ズームレンズはその構造上、F値が小さいレンズは大きく重たい取り扱いにくいレンズになりやすいため、単焦点だからこその魅力とも言えるでしょう。
明るいレンズの利点の一つとして、背景を大きくぼかした写真が撮りやすいということが挙げられます。ズームレンズで撮影したときに比べ、まろやかでやわらかいボケが生まれやすいです。

2.暗い所でも活躍できる

暗い室内や夜景撮影時など、F値を小さくしないと撮影が難しいシーンでも如何なく性能を発揮できるのも強みです。シャッタースピードを下げたりせずに撮影ができるので、手ブレが起きにくいのが魅力です。

3.同F値帯のズームレンズに比べて扱いやすい

低F値のズームレンズは大型・大重量になりやすく、取扱いにくくなりがちです。単焦点レンズは同じF値でも小さいものが多く、手ブレを起こしにくいです。また、値段も比較的安価で手を出しやすい点も優れています。

まとめ

単焦点レンズの特徴を簡単にまとめると…

・小さく扱いやすいものが多い
・比較的安価なものも多い
・背景をぼかした写真が撮りやすい
・暗い場所でもシャッタースピードを落とさずに撮影しやすい
・足を使って構図を決めなければならないのが難点

といった点が挙げられます。単焦点レンズが生み出す強いボケをぜひ味わってみてください。

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