プロ直伝!雨の日だから撮れる!雨ならではの写真撮影の楽しみ方  

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プロ直伝!雨の日だから撮れる!雨ならではの写真撮影の楽しみ方

2016/6/29

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プロカメラマンの川窪 葉子さんに記事をご寄稿頂きました!

川窪さんの作品が見られるHPはこちら↓

川窪葉子写真集 Yoko Kawakubo – Urban & Night Photo Gallery| Tokyo

今回は「雨の日ならではの撮影テクニック」について。

効果的に使えば、驚くほどの表情を写真に与えてくれる雨のシーンの撮影方法をプロのテクニックと併せてご紹介。

読めば雨の日が待ち遠しくなること間違いなしのテクニックがいっぱいです。ぜひご覧下さい!

以下本文です。

雨が降ると気分的に落ち込んだり、外出が億劫になったりしがち。写真に関しても、雨の日は外出して撮影などしたりせずに、カメラのメンテナンスをしたり現像したりと家で過ごす人も多いのではないでしょうか。

しかし風水など占術界では、水で金が増えるとされることからも、雨の日の行動は金運アップなどの開運と言われているそうで、雨は幸運をもたらすとされているのです。
写真撮影も雨だからこそ撮れる写真があって、雨ならではの撮影の楽しみ方があります。
どのようなシーンで、どのような撮り方があるのか、をご紹介します。

窓ガラスの雨粒を入れる

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FUJIFILM X-T10 + FUJINON XC16-50mmF3.5-4.6OIS / ISO-200 / 露出補正±0 /絞りF10 / 露出時間9秒 / フィルムシュミレーション クラシッククローム / WB AUTO

窓ガラスの雨粒をあえて入れることで、普段見慣れた景色も違った景色に見えてドラマティックに仕上がります。
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上と同じ場面、同じ設定で撮影。 (フィルムシュミレーションはヴィヴィッド設定)
窓ガラスをつたう雨の筋にピントを当てると、離れた風景の街灯りがボケて違った印象の仕上がりに。
雨を主役と脇役にするかで、ひとつでふたつを楽しめるのも雨ならではですね。

草花などの雨のしずくにクローズアップ

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FUJIFILM X-T10 + FUJINON XC50-230mmF4.5-5.6 WR / ISO-200 / 露出補正±0 /絞りF5.6 /露出時間1/25秒 / AUTO ※トリミングをしています。

草花をはじめ、フェンスや軒先などさまざまなところで雨が滴る場面を目にします。
最近ではマクロレンズによる「しずく」の撮影がブーム。雨の日はそのしずくを作ることなく天然のしずくで撮影ができるチャンスです。
マクロレンズでなくとも望遠レンズでも可能。撮影する際のポイントは、しずく本体に焦点を当てるのではなく、しずくの中に写った被写体に当てることです。

水たまりに落ちる雨粒の波紋を写す

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FUJIFILM X30 / ISO-200 / 露出補正±0 /絞りF2.5 / 露出時間1/600秒 / フィルムシュミレーション モノクロ / WB AUTO

水たまりに雨が落ちたとき波紋が見られるのも、雨の日ならでは。
シャッタースピードを速くすることで、波紋の輪を捉えることができます。ピントは水面に合わせ、絞りを最大に開いて撮影すると、写り込んだ景色がボケてゴチャゴチャとならずに波紋がくっきりわかりやすくなります。

また水たまりに雨上がりの青空や夕焼けなどを写り込ませて撮ってみる方法も。
その際のピントは、写り込んだ先になります。

濡れた路面に反射する光を活かす

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FUJIFILM X-T10 + FUJINON XF35mmF1.4R / ISO-2000 / 露出補正-1 /絞りF1.4 /露出時間1/150秒 / フィルムシュミレーション ヴィヴィッド / WB 電球

絞り優先でF値を最大に開き、真正面の壁面にピントを当てて撮影。
濡れた路面に光が反射し、長秒での撮影ではなくともボケの効果で水面のような仕上がりに。

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FUJIFILM X-T10 + FUJINON XF23mmF1.4R WR / ISO-2000 / 露出補正±0 /絞りF4 / 露出時間1/13秒 / フィルムシュミレーション ヴィヴィッド / AUTO

ライトアップが濡れた地面に反射して、華やかさが増しました。
雨の日の車の運転は反射が眩しくてしにくいと言われますが、撮影には嬉しい効果です。

モノクロで仕上げる

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FUJIFILM X-T10 + FUJINON XF35mmF1.4R / ISO-2500 / 露出補正-1 /絞りF1.4 / 露出時間1/30秒 / フィルムシュミレーション パートカラーレッド / AUTO

ふたりの関係にクローズアップし、見る人に連想をさせるためにあえて赤だけが活きるモノクロで撮影。
以前ホワイトバランスのときに、視覚のなかで色が占める情報は80~90%は色であることを述べました。
つまり色の印象で大きく左右されるということです。
色という情報が消された分、クローズアップしたいテーマをより深く表現できるのもモノクロならでは。
雨のアンニュイな雰囲気を味方にして、あえてモノクロで撮影するのも手です。

多重露光で雨粒を脇役に

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FUJIFILM X-T10 + FUJINON XC50-230mmF4.5-6.7OIS / ISO-800 / 露出補正±0 /絞りF4.8 / 露出時間1/5秒 / フィルムシュミレーション ヴィヴィッド / WB AUTO

カメラ内蔵の多重露光で、手すりの上の降り出したばかりの雨粒と羽田空港の飛行機を重ねて撮影。

カメラによっては多重露光が内蔵されています。この時の撮影ポイントは先にメインとなる被写体を撮影し、重ねる副題を先に撮った被写体とのバランスをみながら撮影すること。また露出を下げて撮ることで、メインの被写体が隠れずに引き立ちます。

多重露光は雨だけではなく光や色のボケを組み合わせることで、一段と違った雰囲気の写真が撮れるので、ぜひ利用してみてください。

雨ならではの撮影方法、いかがでしたか?
「雨もいいかもしれない」と思った方は、雨だから撮らないではなく、雨だから撮るで出かけてみてください。

雨で機材が濡れるのをためらっているのであれば、レンズにフィルターをつけて、また専用のレインプロテクターもありますが、ジップロックの底を開いて被せる簡易プロテクターで本体を覆うのも手です。

個人的には雨や雪など悪天候な日は、予期せぬシャッターチャンスが訪れるかもしれないとワクワクします。
雨上がりも、雨のしずくがキラキラと輝いたり、虹に遭遇したり、雨上がりならではのシーンに出会えるチャンスです。

梅雨明けまで、もう少し。ぜひ雨を上手に利用して、雨の日を楽しんでみてください。

<写真・文/川窪葉子>

今回ご寄稿いただいた川窪さんのお写真や作品は、川窪さんのフェイスブックでもご覧いただけます。

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