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【全国名水100選】富山の名所・観光スポット紹介~名水の地・黒部市生地~

2016/2/29

清水

ライターの中沖紘一さんに富山の名所紹介記事をご寄稿頂きました!

第一回目の今回は、名水の地として有名な「黒部市・生地」にスポットをあててみました。

3000m級の北アルプスの山々から流れ出てくる黒部川の地下水は清水(しょうず)と呼ばれ、町の各所から湧き出ています。

全国名水100選にも選ばれた生地の魅力をご覧下さい。

富山にシャッターチャンス!vol.1

カメラ片手に街をゆく。そんなことがしてみたかった。

待ち受ける景色や人との出会い。切り取って伝えたい、富山の魅力。

しかし私を待ち受けていたのはもう一つ、撮影の難しさだった。

自分がそもそもカメラマンではないことに今さら嘆いても仕方がない。

ならば悪戦苦闘ぶりをお伝えしながら、少しでも成長していく様子を綴っていけたらこれ幸いと、開き直って第一話をお届けいたします。

(2月22日取材 文・写真 ライター 中沖 紘一)

『富山といえば名水 〜黒部市生地編〜』

2月だというのにちっとも雪が降らない。富山らしくない冬ではあるけれど、車の運転は楽でいい。

やってきたのは県東部の海辺にある黒部市生地。黒部川扇状地の伏流水があちこちで湧き出す名水の街だ。

そんな湧水を生地では「清水(しょうず)」と呼び、昔から飲み水や炊事、洗濯に利用されてきたという。

車をゆっくり走らせながら湧水スポットに人影を探すと、さっそくおじいさんの姿を発見。正確にいうと湧水小屋のすぐ横で畑仕事をしているおじいさん。

場所によって清水の味に違いがあることは事前に調べがついている。ただ、それがどこなのかはあえて知らないままでいた。教えて、おじいさん!

「ここの清水ってみんなよく飲んでいかれるところですか?」

「おう、地元で一番おいしいと言われとるとこや。これで煎茶いれるとうんまいぞ」
と笑う。

生地地区には全部で20か所の湧水スポットがあるのだが、どうやら今日は引きが強いみたいだ。

「昔は橋の向こうの人たちも、わざわざヤカンを持ってここまで水を汲みに来とった。豆腐屋が使っとった水や」

〈絹の清水〉と名前がついたこの場所。

後で詳しく調べると、江戸時代にあった豆腐屋がこの湧き水を使い、絹のようにきめ細かい滑らかな豆腐を作っていたそうだ。名前の由来にも納得。

「おう飲んでかれ。飲み干されんぞ」とお茶目なおじいさん。

さっそく口をつけると思ったほど冷たくない。正直、水の感想を述べるのは難しいが、どこかやさしい味がした、気がする。これはおじいちゃんのおかげ。

そう思って、さっそく水に向かってカメラを構えると背後から女性の声がした。

「もうちょっと夕焼けとか、光の具合で綺麗に写るんだろうけどねぇ」

心の中で〈えっ?〉。

夫婦で観光に来たらしい。ここには地元の別のおじいちゃんが即席ガイドとしてついており、清水について熱心に話を続けている。

そんな合間にこちらも取材を進めると、二人は兵庫県姫路市から黒部市内の宇奈月温泉を旅行で訪れ、フラッと生地に立ち寄ったとのこと。

そして奥さんはフォトグラファーだと判明・・。なるほど、それで先ほどの発言。少々緊張しながら写真を撮らせてもらうことに。

手にしているのはいつも取材で愛用しているキヤノンの〈EOS Kiss X7i〉。マニュアル設定でパシャリ!

絹の清水で夫婦と即席ガイドCanon EOS Kiss X7i/EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM
(マニュアル/ISO 200/F値4.0/露出時間1/50/WB AUTO)

元々の技量不足と焦りから、露出をあわせることで精一杯の一枚が記録としておさめられた。

二人から励ましの言葉をいただき、その後も水や名水百選の認定証をパシャパシャ!水の流れを捉えるのはとても難儀で、何度も設定を変えながらの一枚。

認定証は一部を強調して切り抜き立体的に撮影。最後に畑仕事のおじいさん込みの湧水小屋。露出はおじいさん、ピントは手前の水面に合わせた。

清水Canon EOS Kiss X7i/EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM
(マニュアル/ISO 1600/F値5.0/露出時間1/250/WB AUTO)

認定証Canon EOS Kiss X7i/EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM
(マニュアル/ISO 400/F値3.5/露出時間1/200/WB AUTO)

おじいさんと湧水小屋Canon EOS Kiss X7i/EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM
(マニュアル/ISO 100/F値3.5/露出時間1/250/WB AUTO)

『富山といえば魚 〜引き続き黒部市生地編〜』

木に寄りかかり一息つくおじいさんに別れを告げ、次に向かったのは生地中橋を渡ってすぐの嶋倉鮮魚店。商店が並ぶ路地裏にはすでに香ばしい匂いが漂っていた。

お目当ては炭火で焼く、魚の「立て焼き」だ。富山であっても今どき珍しい光景で、どこか郷愁を覚える。

そして驚いたことに、平日の月曜日にも関わらず観光客や地元の買い物客が次々とやってくるのだ。

ポケットに手を突っ込みながらやってきた年配の男性が、軒先をくぐるや否や「サバ焼けとるがやろ?カレイも」と陽気な声を発する。

「はいっ、お父さんいらっしゃい!」と返すのは店主の弟で立て焼きを担当する嶋倉三喜男さん(61)だ。

塩だけをまぶした魚が、ちょうど脂を落とし始めた。

おじいさん込みの立て焼きCanon EOS Kiss X7i/EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM
(マニュアル/ISO 400/F値3.5/露出時間1/40/WB くもり約6000K)

嶋倉鮮魚店外観Canon EOS Kiss X7i/EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM
(マニュアル/ISO 100/F値4.5/露出時間1/160/WB AUTO)

お店は創業90年近くになる老舗。近所の人にとっては、ずっと当たり前のように共にしてきた酒の肴。

この日は朝獲れのハチメやイカも用意されたが、要望があれば店頭に並ぶ他の鮮魚も焼いてあげるそうだ。

県西部の高岡市からわざわざ足を運んだという夫婦がサバとカレイの塩焼きを買っていく。

「息子がどうしても食べたいっていうから」と奥さん。気がつけば少し離れたところに若い男性が照れ臭そうに立っていた。

親子でちょっくら旅気分、いいなぁ。

「おうちでいただくから高速道路にのって急いで帰らなきゃ」

「でも気をつけて帰ってくださいね!」

と小気味良いやりとりが交わされる。

高岡市の夫婦Canon EOS Kiss X7i/EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM
(マニュアル/ISO 400/F値3.5/露出時間1/40/WB AUTO)

そんな中、突然周囲がザワザワし始める。漁船の通過の際に動くことで知られる生地中橋の踏切が点滅しだしたのだ。

漁が行われる朝早くにしか動かないって誰かが言ってたのにっ!でもやっぱりきょうは引きが強い。

およそ50メートルを全力ダッシュし、息を切らしてパシャ!
生地中橋Canon EOS Kiss X7i/EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM
(マニュアル/ISO 200/F値3.5/露出時間1/320/WB AUTO)

その後、嶋倉鮮魚店に戻り自らもカレイをチョイス。車を停めた海の見えるところで、フカフカに焼けた塩焼きをいただく贅沢な時間。

釣り人の姿がのんびりとした生地の日常を象徴するかのよう。最後はお約束の生地鼻灯台を写真におさめようと、海岸沿いをフラフラ。

しかし、こういった被写体はどうやって切り取るのがベストなんだろう。疑問が清水のように勢いよく湧き出たまま、この日最後のシャッターを切った。歯切れの悪いパシャ・・。
生地鼻灯台Canon EOS Kiss X7i/EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM
(マニュアル/ISO 100/F値3.5/露出時間1/500/WB AUTO)

(了)

ライタープロフィール

中沖 紘一
 1980年富山市生まれ。チューリップテレビで10年間の記者生活を送り、
 その後、広告代理店タイムプランニングジャパンを経て、フリーライターとなる。
 現在は県内の情報誌やスポーツ記事の執筆を中心に活動しながら、映像制作にも携わる。
 NPO法人 Tスポとやま 理事、一般社団法人 パレススポーツクラブ 理事

 『富山初のスポーツマガジン Truth (Tスポとやま 発行・運営)』
  http://tspotoyama.com

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