プロカメラマン直伝!夜景撮影テクニック3選!!

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プロカメラマン直伝!夜景撮影テクニック3選!!

2016/2/22

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プロカメラマンの川窪 葉子さんに、夜景撮影における撮影テクニックの記事をご寄稿頂きました!

川窪さんの作品が見れるHPはこちら↓

http://www.yoko-kawakubo.com/

夜景撮影は、晴天時と異なり光源が少なく、狙ったとおりに撮影することが難しいシーンの一つです。

「暗すぎて何を撮ったか分からない」「写真がブレて思った通りに写らない」みたいな経験はありませんか?

今回はそんな失敗をしないコツをご紹介致します。

夜景撮影を簡単に!撮影のポイントとテクニック

「夜景はブレてしまい上手く撮れない」「設定がよくわからない」「見たとおりに写らない」など、日中は上手く撮れるのに、夜の撮影は苦手という人の話を良く聞きます。

なぜ夜の撮影はブレやすく、思い通りにならないのでしょうか。

夜は日中に比べて、周囲の光の量が少なくなります。
被写体の形状、質感、色などが昼間は一目でわかっても、暗闇では目を凝らして見ないとわからないのと同じように、カメラも光の量を取りこむ時間が長くなります。

次の瞬きをするまで目を見開いているとイメージしてください。そのため、その間に少しでも動いてしまうと、ブレてしまうのです。この特性を活かしてマスターすれば、長秒露光により見た目以上に美しい夜景が撮影できるとも言えます。

ブレないための絶対条件は「固定」

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夜景撮影では、三脚に固定して撮影するのが基本です。

三脚にもさまざまな種類がありますが、安定感があるものがベストです。カメラとレンズの重量を考慮して選ぶようにしましょう。

しかし、最近、施設などでの三脚使用禁止も多くなり、またいつも三脚を持ち歩いているとは限りません。その場合は、欄かんや手すり、椅子や地面などに置いて固定します。

もし、置く場所がない場合は、壁などに寄りかかって体を固定したり、手を上げストラップを首からピンと張って撮影することでブレを最小限に抑えて撮影します。また、レリーズも必ずしも必要ではありません。タイマーの2秒設定でも可能です。

映り込みを防ぐ

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特に室内から窓越しに撮影する場合、気をつけなければならない点は窓ガラスへの写り込みです。

これを防ぐための撮影のポイントは、レンズを窓ガラス面に近づけること。窓ガラスを傷つけないように、ラバーフードやレンズフードのガラス面に接地する部分にゴムチューブなどを付けて撮影します。

しかし、施設によっては禁止されている場合もあるので、その際は専用ツールとして「暗幕」や「忍者レフ」を使う方法もあります。ただし、三脚同様に荷物が多くなり、いつも持ち歩いているとは限りません。手元にない場合は、上着やマフラーなどでも代用できます。

カメラの周囲を囲んでガラス面との隙間を開けないように、また、なるべく暗い色の洋服を着ていくこともポイントです。

Mモード(マニュアル露出)、Aモード(絞り優先)で

最近のカメラにはオートでも夜景に適した設定が組み込まれていて、それなりに美しい撮影ができます。ですが、Mモード(マニュアル露出)やAモード(絞り優先)設定で撮影すると表現の幅が広がるので挑戦してみましょう。
露出はISO感度、絞り値(F値)、シャッタースピードの組み合わせで変わります。F値を小さくする(開く)とシャッタースピードは速くなり、大きくする(絞る)と遅くなります。ブレないためにはF値を小さくすれば良いのか、といえばそうとは限りません。

Mモード(マニュアル露出)

絞り値、シャッタースピードを撮影者自身で選びます。その組合せ次第で、明るさ(露出)が変化するため、明るすぎや暗すぎに注意しながら設定します。

Aモード(絞り優先)

絞り値に対して露出が適正となるようにカメラがシャッタースピードを自動的に決めます。状況に合わせて露出補正を撮影者自身で変えます。

夜景に限らず遠景を撮影する際、画面の隅々までディテールをしっかりと描写することが重要です。そのためには絞り値(F値)が重要で、被写界深度(ピントが合っている範囲)を深くするためには8~11がベストです。小さくするとシャッタースピードは速くなりますが、ピントが合っているように見える範囲の被写界深度が浅くなるため、手前から奥までピントが合わなくなります。また、11以上になると回折現象(光の波動が進むときに障害物に遮られると、その背後に回り込む現象)で描写力が下がり、シャープさが失われます。
次に、ノイズを抑えるために、ISO感度は三脚固定であれば100や200など低く設定します。手持ちでの撮影や被写体が動くものを撮影する場合は、ブレを防ぐためにISO感度を上げます。その代りにノイズは増えます。
また、ホワイトバランス(WB)によって印象が変わるので、設定を変えながら撮影して自分のイメージに合うものを見つけましょう。電球にすると空が灰色ではなく深い青になり、全体的にクールな印象になります。

(写真)
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作例
東京スカイツリーと富士山を隣のビルから撮影
撮影機材: カメラFUJIFILM X-T10 / レンズ FUJINON XC16-50mmF3.5-5.6 OIS
撮影設定: 絞り優先 / ISO 800 / F値8 / 露出時間1.4秒 / WB AUTO 

背後はレストランで室内の灯りの映り込みが厳しい状況のため、ラバーフードをレンズに付けて窓ガラス面に密着させ、施設台に置いて撮影。空の明るさと街並みの暗さの差を解消するためにダイナミックレンジは400%に設定。ダイナミックレンジを400%にするにはISO感度800以上のためISO感度は800に。

<写真・文/川窪葉子>

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