新宿の街を歩いていると、思わずカメラを向けたくなる瞬間に出会います。
高層ビルと青空、人々の何気ない仕草、路上に落ちる影。そんな日常の景色を、広角から望遠まで自由に切り取れるのが「Sony α7 III」と「TAMRON 28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD(Model A074)」の組み合わせです。
今回は、この2つの機材を使った新宿でのストリートスナップ作例とともに、焦点距離による写り方の違いや、撮影の楽しさをご紹介します。
お客様から買取りしたカメラとレンズ。その魅力を改めて知る
先日、ファイブスターカメラでは、お客様からSony α7 IIIとTAMRON 28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD(Model A074)をお買取りしました。
私たちは日々、さまざまなカメラやレンズをお客様からお譲りいただいています。
新しい機材だけでなく、発売から年月を重ねたカメラにも、それぞれの魅力があります。
今回のα7 IIIは2018年に発売されたフルサイズミラーレスカメラ。一方のTAMRON A074は2024年に発売された比較的新しい高倍率ズームレンズです。
発売時期の異なる2つの機材ですが、組み合わせてみると、広角28mmから望遠300mmまでをレンズ1本でカバーできる、街歩きにも便利な撮影システムが見えてきます。

■Sony α7 III(ILCE-7M3)

■TAMRON 28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD(Model A074)
Sony α7 IIIとTAMRON 28-300mmの特徴
Sony α7 IIIは、有効約2420万画素のフルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラです。
また、動く被写体へのピント合わせをサポートするAFや、ボディ内手ブレ補正も備えています。
組み合わせるTAMRON A074は、広角28mmから望遠300mmまでをカバーする約10.7倍の高倍率ズームレンズ。
レンズの質量は610g。望遠撮影時をサポートするVC手ブレ補正や、高速・高精度なピント合わせを実現するVXDモーターを搭載しています。
旅行先の風景から人物撮影まで、レンズを交換することなく撮影できるのが大きな魅力です。
28mmの作例|新宿の街並みを広く写す
まずは広角端の28mmから。
新宿のルミネを見上げた一枚では、建物の迫力と青空の広がりを同時に写し込んでいます。
建築物だけでなく、周囲を歩く人々や道路まで画面に収めることで、新宿という街の雰囲気が自然に伝わってきます。

■28mm / F7.1 / ISO100 / 1/500秒
同じ28mmでも、カメラを向ける方向によって写真の印象は大きく変わります。
走る子どもを捉えたモノクロ写真では、路面に落ちた人影が印象的です。
子どもの動きだけでなく、周囲の影や建物の直線まで取り込むことで、その場の空気を感じられる写真になっています。

■28mm / F9 / ISO100 / 1/500秒
87〜152mmの作例|街の中から被写体を見つける
少しズームしてみると、今まで見ていた街の景色が違って見えてきます。
87mmで撮影したのは、赤い文字が印象的な黄色い看板。
背景をぼかしながら看板を大きく切り取ることで、何気ない街の一部がグラフィカルな写真に変わっています。

■87mm / F6.3 / ISO200 / 1/500秒
152mmで撮影した作例では、日差しの当たる人物と、手前を横切る赤い服の人物が印象的です。
背景や前景をぼかすことで、写真の中に奥行きが生まれています。
街中にある光の当たり方や色の組み合わせを探すのも、ストリートスナップの楽しさです。

■152mm / F7.1 / ISO100 / 1/250秒
287〜300mmの作例|望遠レンズで切り取る日常
300mm近くまでズームすると、少し離れた場所の人物や物を大きく写せるようになります。
イヤホンをした人物を捉えた写真では、ステッカーが貼られた設備や赤い柱が画面を構成し、新宿らしい雑多な雰囲気を生み出しています。

■287mm / F7.1 / ISO1250 / 1/500秒
続いて、コーヒーカップを持つ人物をモノクロで撮影した一枚。
人物の表情や腕に当たる光が際立ち、背景を暗く落とすことで視線が自然と主役に向かいます。

■300mm / F7.1 / ISO320 / 1/400秒
望遠レンズは、人物を大きく写すためだけのものではありません。
次の写真では、赤い柱にピントを合わせ、背景の人物をぼかしています。
赤、黄、グレーという色の重なりが、どこか抽象的な作品のように感じられます。

■300mm / F7.1 / ISO400 / 1/400秒
モノクロ作例|光と影で街を表現する
今回の撮影では、光と影を活かしたモノクロ写真も印象的でした。
135mmで撮影した通路の写真では、窓から差し込む光が床に規則的な影を落としています。
直線的な建築物と奥にいる人物の組み合わせが、写真に強いリズムを生み出しています。

■135mm / F6.3 / ISO400 / 1/500秒
一方、28mmで撮影した「準備中です」の札とガラス扉の写真では、店内と屋外の明暗差が印象的です。
ガラスの向こうに見える人影も含めて、何気ない日常の一場面を写し込んでいます。

■28mm / F4 / ISO400 / 1/400秒
中古カメラだからこそ出会える、新しい撮影の楽しさ
Sony α7 IIIとTAMRON 28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD。
発売時期の異なるカメラとレンズですが、組み合わせることで幅広い撮影を楽しめることが分かります。
大きな建物を見上げたり、遠くを歩く人に目を向けたり、光と影がつくる模様を探したり。
今回の作例は、どれも新宿の日常の中で見つけた風景です。
ファイブスターカメラでは、日々お客様からさまざまなカメラやレンズをお買取りしています。
一度誰かの手に渡った機材が、また新しい撮影のきっかけになる。
そんな中古カメラならではの魅力も、今回の記事を通して感じていただけたら嬉しく思います。
Sony α7 IIIについて
2018年に発売された、ソニーEマウントを採用するレンズ交換式のフルサイズミラーレスデジタルカメラです。
有効約2420万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、幅広い明るさの環境で撮影できるよう設計されています。
693点の像面位相差検出AFや、人物の瞳にピントを合わせる瞳AFを搭載。最高約10コマ/秒の高速連写にも対応しています。
また、5軸ボディ内手ブレ補正や4K動画撮影機能を備え、静止画から動画まで幅広い撮影に対応するカメラです。
外形寸法(幅×高さ×奥行):約126.9×95.6×73.7mm
質量:約565g(本体のみ、バッテリー・メモリーカードを除く)
TAMRON 28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD(Model A074)について
2024年に発売された、ソニーEマウントのフルサイズミラーレスカメラに対応する高倍率ズームレンズです。
広角28mmから望遠300mmまでをカバーする約10.7倍のズーム機能を備え、風景から人物、遠くの被写体まで、レンズを交換せずに撮影できます。
高速で正確なピント合わせをサポートするVXDモーターや、手ブレを抑えるVC手ブレ補正機構を搭載しています。
また、広角端では最短撮影距離0.19mに対応し、被写体に近づいた撮影も可能です。幅広い焦点距離と近接撮影機能を備えた、さまざまな撮影場面に対応するズームレンズです。
最大径:φ77mm
長さ:126mm
質量:610g
TAMRON 28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD(Model A074)の商品一覧はこちら
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