Skip to content
営業時間 / 11:00~19:00

【実写レビュー】SONY α7CRとSIGMA Art 20mm f/1.4 DG HSMで描く広角スナップ作例

有効約6100万画素のフルサイズセンサーをコンパクトなボディに凝縮した「SONY α7CR」に、大口径超広角単焦点レンズ「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM | Art」を装着し、東京・新宿の街へスナップ撮影に出かけました。

広がりゆく都市のスケール感を捉える20mmの画角

超広角レンズの魅力は、肉眼で一度に捉える範囲を超えるような広大な空間を、1枚の写真に収められる点にあります。焦点距離20mmは、日常的な視界よりも格段に広い範囲を写し込み、広角特有の遠近感を活かしたダイナミックな構図を楽しめる画角です。

新宿駅西口のロータリー周辺に広がる工事風景を見上げると、青く澄み渡る空の下で高く伸びるクレーン群と、特徴的な円形換気口のテクスチャが広がっていました。20mmの広い画角を活かすことで、地上構造物のディテールから頭上に広がる青空までをバランスよく構図に組み込むことができます。

新宿駅西口の工事風景と青空

20mmの広い画角で新宿駅西口の工事風景と青空を捉えた1枚。空の抜け感と構造物の質感が共存します。

さらに、路面近くから水平方向を見渡す構図では、手前の道路標示から奥のオフィスビル群へと視線が抜けていくダイナミックな奥行きが生まれます。

路面の道路標示と新宿の高層ビル群

路面のペイントを前景に配し、横切る自転車と背景の高層ビルを直線的なパースペクティブで構成。

アスファルトのざらつきや白線の質感、奥に立つビルのガラス窓の格子パターンまで、細部を緻密に描き分ける高い解像性能が感じられます。

F1.4の大口径を活かす、超広角ならではのボケ表現

「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM | Art」は、開放F値1.4という明るさを備えた超広角レンズです。一般的に広角レンズは被写界深度が深くなりやすい傾向がありますが、被写体との距離を調整し、開放付近を活用することで、背景や前景を大きくぼかした立体感のある描写が可能になります。

地下道へと続く階段付近では、手前にある紙片に極端に近寄り、奥へと歩き去る人物へ視線を誘導する構図を試みました。

前景をぼかして地下道を歩く人物を捉えた写真

手前の被写体を大胆にぼかし、地下道を進む人物へと視線を導くスナップ。

ピント面から外れた手前の物体は滑らかに滲むようにぼけており、視線が自然と奥の人物へと集中します。

また、歩行者専用道路の標識を主題にしたカットでは、標識のポール部分にしっかりとピントを合わせつつ、背後に生い茂る木々の葉や足元を歩く人物の輪郭を柔らかくぼかしています。

青い道路標識と柔らかくぼけた背景

青い道路標識にピントを合わせ、背景の緑地とトンネルへ向かう歩行者をボケで分離。

標識の表面に貼られたシールの剥がれ跡や金属パイプの質感が鮮明に描写される一方、背景の葉は柔らかく整理されており、主題が明瞭に際立ちます。

ローアングルで強調する遠近感と陰影のグラデーション

超広角レンズは、カメラの高さや角度をわずかに変えるだけでも、画面内の遠近感が大きく変化します。特に地面すれすれのローアングルから構えると、敷石やアスファルトのラインが手前から奥へ向かって収束し、強いパースペクティブを生み出します。

敷石のスロープでカメラを低く構え、奥を歩く人物の足元へピントを置いたカットでは、手前の石畳が柔らかくぼけ、光が当たる人物のシルエットへと明暗の対比が連なっています。

石畳のスロープをローアングルから撮影した写真

石畳の陰影を手前に入れ込み、ローアングルから歩行者を捉えた構図。

また、街灯の金属支柱の内側から垂直に空を見上げるアングルでは、支柱の直線が空に向かって伸び、その奥にそびえる高層ビルのガラスファサードと幾何学的に交錯します。

街灯の支柱越しに見上げた高層ビルと青空

街灯の支柱の間からビルを見上げる垂直構図。直線の交錯と空のコントラストが際立ちます。

ローアングルから見上げたJR新宿ミライナタワー

垂直方向への伸びやかさと外壁ガラスの反射を緻密に描写。

ビルの外壁パネル一枚一枚のエッジやガラスの反射まで細かく描き出しており、α7CRの有効約6100万画素センサーが持つ高い解像性能を感じられる仕上がりです。

寄りの撮影で見せる細部の解像力と階調の滑らかさ

超広角レンズは広大な風景だけでなく、被写体にぐっと近づいた撮影でもその特徴を発揮します。近づくことで主題を大きく写しながら、背景の周囲環境も広く取り込めるため、その場の空気感を残した印象的な写真に仕上げることができます。

遊歩道のコンクリート上に佇む鳩に接近して撮影したカットでは、首回りから背中にかけての羽毛の重なりや、脚部の皮膚の質感、足元のコンクリートの細かな凹凸まで緻密に描き出されています。

ローアングルから接近して撮影した鳩

鳩に接近して捉えたローアングルカット。羽毛のディテールと背景の街並みが同居する描写。

鳩の黒い羽毛の中にも階調が残っており、強い日差しによるハイライトから日陰のシャドウ部まで、明暗のトーンが豊かに表現されています。高画素センサーによる精細な描写と、大口径単焦点レンズの解像性能が調和した仕上がりです。

高解像と超広角ボケがもたらす新しい視覚表現

コンパクトなボディに裏面照射型フルサイズセンサーを搭載した「SONY α7CR」と、開放F1.4の明るさと緻密な描写を特徴とする「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM | Art」。

この組み合わせは、都市の景観を広大に記録するだけでなく、被写体に近づくことで、超広角ならではの遠近感と大口径レンズのボケを組み合わせた立体的な表現を楽しむことができます。

街並みを歩きながらふと目を留めた陰影や直線、小さな生き物の細かな表情まで、緻密かつダイナミックに切り取ることができる組み合わせです。

日常の風景を印象的な遠近感と高精細な描写で表現したい方に、ぜひ手に取っていただきたいカメラとレンズです。

SONY α7CRについて

2023年に発売された、有効約6100万画素のフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載したレンズ交換式デジタル一眼カメラ。

小型・軽量をコンセプトとする「α7C」シリーズのコンパクトなボディに、高画素センサーと画像処理エンジン「BIONZ XR」、被写体認識を行う「AIプロセッシングユニット」を凝縮しています。

コンパクトなサイズ感でありながら、最高約7.0段の光学式5軸ボディ内手ブレ補正を搭載し、高精細な静止画撮影や高品位な動画撮影をサポートします。

携帯性と超高解像性能を高いレベルで両立させた、ソニーのフルサイズミラーレスカメラです。

  • サイズ:約124.0 × 71.1 × 63.4mm
  • 重量:約515g(バッテリー・メモリーカード含む)/約430g(本体のみ)

SIGMA 20mm F1.4 DG HSM | Artについて

開放F値1.4の明るさを実現した、35mmフルサイズ対応の大口径超広角単焦点レンズ。

高い解像性能と描写力を追求したシグマの「Art」ラインに属し、大型の両面非球面レンズをはじめとする高度な光学設計により、画面周辺部まで優れた描写性能を追求しています。

超音波モーターHSM(Hyper Sonic Motor)を搭載し、高速かつ静粛なオートフォーカス駆動を実現。風景、星景、建築写真からボケを活かしたスナップ撮影まで幅広く対応します。

超広角20mmの画角とF1.4の大口径を両立させ、広大な風景から近接撮影まで多彩な表現を楽しめるレンズです。

  • 最大径・長さ:φ90.7mm × 155.8mm(ソニーEマウント用)
  • 重量:1,015g(ソニーEマウント用)

SONY α7CRの商品一覧はこちら

SIGMA Art 20mm f/1.4 DG HSMの商品一覧はこちら

中古カメラ・レンズをお探しでしたら、ぜひ当店Five Star Camera(ファイブスターカメラ)にお任せください!

販売だけでなく、買取も行っております。

新宿・富山の両店舗でお品物の現物を確認してからお買い物いただけますし、お買取りの際もひとつひとつ丁寧にチェックさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください!

中古カメラ・レンズの購入や買取をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください!

友だち追加