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【作例レビュー】Sony α7 III とロシア製魚眼レンズ ZENIT MC Zenitar-K 16mm F2.8 Fisheye で描く異世界

ミラーレス一眼の普及により、マウントアダプターを使ってさまざまなオールドレンズを気軽に楽しめるようになりました。

今回は、ソニーの定番フルサイズミラーレス「α7 III」に、旧ソ連・ロシア生まれのマニュアル魚眼レンズ「ZENIT MC Zenitar-K 16mm F2.8 Fisheye」を組み合わせて撮影。

現代的なデジタルカメラと個性的な魚眼レンズの組み合わせで、どのような写真が撮れるのか。4枚の実写作例とともに紹介します。

万能選手「Sony α7 III」の魅力

2018年に登場した「Sony α7 III」は、今でも幅広く使える定番のフルサイズミラーレスカメラです。

約2420万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、高感度性能やダイナミックレンジ、AF性能などバランスの良さが魅力。さらに5軸ボディ内手ブレ補正を備えているため、さまざまなシーンで安定した撮影ができます。

ピント拡大やピーキングなど、マニュアルフォーカスをサポートする機能も充実しています。電子接点のないオールドレンズでも焦点距離を設定することでボディ内手ブレ補正を使用できるため、オールドレンズを楽しむためのボディとしても相性の良い一台です。

旧ソ連・ロシア生まれの魚眼レンズ「ZENIT MC Zenitar-K 16mm F2.8 Fisheye」

今回使用するのは、KMZ(クラスノゴルスク機械工場)が手がけた「ZENIT MC Zenitar-K 16mm F2.8 Fisheye」。

35mmフルサイズで対角約180度をカバーする対角線魚眼レンズで、魚眼らしい大胆な歪みと強烈な遠近感を楽しめます。

開放F値はF2.8、最短撮影距離は0.3mです。

金属製の鏡筒にはクラシックな雰囲気があり、マニュアルレンズならではの操作感も魅力。「MC」の名称通りマルチコーティングが施されていますが、逆光ではフレアやゴーストが現れることもあり、それを表現のひとつとして楽しめるレンズです。

比較的手頃な価格で、本格的な魚眼表現を楽しめるのも魅力です。

実写作例で見る ZENIT 16mm Fisheye の描写

1. 歪曲を活かした近接撮影

最短撮影距離の0.3m付近まで被写体に寄り、背景を大きく取り込んで撮影しました。

魚眼レンズ特有の大胆な歪みと遠近感によって、中央の花がぐっと手前に飛び出してくるような立体感が生まれます。

通常の広角レンズとはひと味違った、印象的な近接表現を楽しめるのもこのレンズの魅力です。

2. 魚眼で切り取るスナップポートレート

魚眼レンズは風景や建築だけでなく、スナップやポートレートでも個性的な表現を楽しめます。

人物を大きく写しながら、その周囲の空間まで広く取り込めるのが特徴です。

高架下の奥行きや後方の歩行者まで1枚のフレームに収めることで、その場の雰囲気まで伝わるような迫力のある写真になりました。

3. 逆光で楽しむフレアとゴースト

高層ビルの間から差し込む太陽を、あえて画面内に入れて撮影しました。

魚眼ならではの広い画角によってビル群が大きく湾曲し、太陽の周囲には光条やフレア、ゴーストが現れています。

こうした光の乱反射も、現代レンズとはひと味違う表現として楽しめるポイントです。

4. 建築物をダイナミックに表現

手前のタイルから奥のビルへ向かって伸びるラインを活かして撮影しました。

本来まっすぐな線が大きく湾曲することで、肉眼で見る景色とはまったく違うスケール感と奥行きが生まれます。

特に大きな建築物との相性がよく、魚眼レンズならではのデフォルメを活かした写真を楽しめます。

α7 III と魚眼レンズが広げる写真表現

使いやすさに優れた Sony α7 III と、強烈な個性を持つ ZENIT MC Zenitar-K 16mm F2.8 Fisheye。

この2つを組み合わせることで、普段見慣れている街並みや建物も、いつもとはまったく違った景色に変わります。

α7 IIIのピント拡大やピーキングを使えば、マニュアルフォーカスのオールドレンズでもピントを合わせやすく、ボディ内手ブレ補正も撮影をサポートしてくれます。

日常のスナップから建築写真まで、一般的なレンズとはひと味違う写真表現を楽しみたい方に、ぜひ試してほしい組み合わせです。


Sony α7 IIIについて

2018年に発売された、35mmフルサイズセンサー搭載のミラーレスカメラです。

有効約2420万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、693点の像面位相差AFに対応しています。

5軸ボディ内手ブレ補正や最高約10コマ/秒の連続撮影、4K動画撮影にも対応しています。

幅・高さ・奥行:約126.9mm×95.6mm×73.7mm

重量:約650g(バッテリー・メモリーカード含む)


ZENIT MC Zenitar-K 16mm F2.8 Fisheyeについて

1990年から量産された、35mmフィルム一眼レフカメラ用の魚眼レンズです。

焦点距離16mm、開放F値F2.8で、24×36mm判では対角180度の画角をカバーします。

Kマウントを採用し、最短撮影距離は0.3m。「MC」の名称通り、レンズにはマルチコーティングが施されています。

幅・高さ・奥行:63mm×63mm×48.4mm

重量:310g


α7 IIIの商品一覧はこちら

ZENIT MC Zenitar-K 16mm F2.8 Fisheyeの商品一覧はこちら


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