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【レビュー・作例】Canon 6Dと2倍エクステンダーで楽しむ400mmの世界|EF70-200mm F4L IS USMとの組み合わせ

手軽に超望遠撮影を楽しみたい。でも、重くて大きなレンズを持ち歩くのはちょっと……。そんな悩みを抱えるカメラファンは多いのではないでしょうか。

今回は、フルサイズ一眼レフの銘機「Canon EOS 6D」に、先日買取させていただいたLレンズ「EF70-200mm F4L IS USM」と、2倍テレコンバーター「EXTENDER EF 2x II」を組み合わせて、手軽に超望遠撮影を楽しめるシステムをレビューします。

この組み合わせなら、70-200mmのレンズが140-400mmの超望遠レンズとして楽しめます。

実際に撮影した作例を交えながら、どんな写真が撮れるのか、この組み合わせならではの魅力や使い勝手を紹介していきます。

軽量フルサイズとLレンズ、そして魔法の小箱

まずは、今回のシステムを構成する機材たちを紹介します。

Canon EOS 6D 2012年に発売された、キヤノンのフルサイズ一眼レフ。当時のフルサイズ機としては画期的な軽量・コンパクトなボディが最大の特徴です。約2020万画素のCMOSセンサーは、現代でも通用する高画質と優れた高感度耐性を誇ります。常用ISO感度は最高25600。この高感度性能が、後述するF8での撮影において強力な味方となります。

EF70-200mm F4L IS USM 「白レンズ」の愛称で親しまれるキヤノンのLレンズの中でも、特に軽量で機動性に優れた一本。ズーム全域で開放F4、手ブレ補正機構(IS)を搭載しています。Lレンズらしい、シャープでヌケの良い描写が魅力です。

EXTENDER EF 2x II レンズの焦点距離を2倍にする、テレコンバーター。この「魔法の小箱」をレンズとボディの間に装着することで、70-200mmのレンズが、なんと140-400mmの超望遠レンズへと変貌します。

F8という制約と、中央一点AFがもたらす緊張感

「EXTENDER EF 2x II」を装着すると、焦点距離は2倍になりますが、同時に開放F値も2段分暗くなります。つまり、開放F4のレンズは、開放F8となります。

この「F8」という数値は、一眼レフカメラのオートフォーカス(AF)において大きな意味を持ちます。EOS 6Dでは、F8のレンズを使用した場合、AFが動作するのは中央の測距点のみ。そのため今回のシステムでは、基本的に「中央一点AF」で被写体を狙うことになります。

最新のミラーレスカメラのように、画面の端まで瞳AFが効く、といった便利さはありません。しかし、中央の一点で被写体を捉え続けるという行為は、撮影者にある種の緊張感と、被写体と向き合う喜びをもたらします。「狙い澄まして撃つ」ような、写真撮影の原点に立ち返る楽しさがあるのです。

作例レビュー:望遠域が切り取る圧縮効果と街の日常

それでは、実際にこのシステム(EOS 6D + EF70-200mm F4L IS USM + EXTENDER EF 2x II)で撮影した作例を見ていきましょう。140〜400mm相当の望遠ズーム域とF8中央一点AFを駆使し、さまざまなシーンを捉えています。

ビルと飛行機で感じる望遠の圧縮効果

望遠レンズならではの醍醐味といえば、遠くの被写体を引き寄せる「圧縮効果」です。遥か上空を飛ぶ飛行機と、そびえ立つビルのアンテナ。肉眼では遠く離れて見える2つの要素が、望遠域の引き寄せ効果によってギュッと凝縮されています。青空のグラデーションも滑らかに描かれました。

地下駐車場へのスロープと、そこを歩く人物たち。整然としたレンガ壁のラインと人物の配置が、望遠の画角によって切り取られることで、見慣れた街の風景がドラマチックな切り取りとなります。

質感描写と解像感

街角で見かけた鳩。タイル張りの地面に立つ鳩の、羽根の複雑な模様や質感が、驚くほどシャープに描写されています。中央一点AFで、鳩の胴体にきっちりとピントを合わせることで、質感豊かな一枚となりました。F8という絞り値も、シャープな描写に寄与しています。

街角スナップ

これらの街角スナップは、本格的な400mmクラスの撮影でありながら、手持ちで街を歩きながら撮れるという、このシステムの実用性を物語っています。

大型の超望遠レンズに比べて仰々しさがなく、肩から下げて歩いても負担になりにくいサイズ感。横断歩道を渡るカップル、荷物を運ぶ郵便配達員、バスの運転手……。少し離れた場所から、望遠ならではの視点で街のありのままの日常を静かに切り取ることができます。

さらに、EOS 6Dの高感度性能とレンズの手ブレ補正(IS)も心強い味方です。光量が変化しやすい街中でも、ISによって手ブレを抑えながら、ある程度シャッタースピードを落として撮影できるため、F8という制約がありながらも、意外なほど自由に街角スナップを楽しむことができます。

まとめ:不自由さを楽しむ、大人の超望遠遊び

「Canon 6D+EXTENDER EF 2x II+ 70-200 F4 L IS USM」という組み合わせ。

「中央一点AFのみ」「F8という暗さ」といった、最新のミラーレスカメラにはない「不自由さ」があります。しかし、その不自由さを理解し、工夫して撮影に臨むことで、400mmという超望遠の世界を、驚くほど軽量・コンパクトに楽しむことができます。

Lレンズの確かな描写力、EOS 6Dの粘り強い高感度性能。そして、中央一点AFで被写体を捉える緊張感。それらが合わさった時、他では味わえない、写真を撮る喜びと達成感を感じられるはずです。

手軽に超望遠を始めてみたい方、機材を軽くしたいけれど画質は妥協したくない方。そして、何より「写真を撮る行為」そのものを楽しみたい方。ぜひ、この「大人の超望遠遊び」を体感してみてください。

 

Canon EOS 6Dについて

画素数: 約2,020万画素(35mmフルサイズCMOSセンサー)
常用ISO感度: ISO 100~25600(拡張ISO 50~102400)
重量: 約680g(本体のみ)/ 約755g(バッテリー・カード含む)
特徴: 35mmフルサイズセンサーを搭載しながら小型・軽量に仕上げられた一眼レフ。中央AF点はEV -3まで対応し、暗所でのAF性能にも優れる。高感度ISO 25600にも対応し、暗所撮影にも強いモデル。


Canon EF 70-200mm F4L IS USMについて

焦点距離・F値: 70-200mm / ズーム全域で開放F4
手ブレ補正: 約4段分
重量: 760g
特徴: 軽量・コンパクトなLレンズで、蛍石・UDレンズを採用した高い光学性能が特徴。防塵・防滴構造も備え、機動性にも優れている。


Canon EXTENDER EF 2× IIについて

焦点距離の変化: 2倍に拡張(70-200mm → 140-400mm)
F値の変化: 2段分暗くなり、開放F4 → 開放F8
重量: 265g


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