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【作例付き】オールドデジカメの真骨頂。PENTAX Optio I-10と歩く、光と影の街スナップ

日々、たくさんのカメラに囲まれて過ごしている私たちですが、時折「スペックの数字」だけでは測れない、理屈抜きで心をハッとさせられるカメラに出会うことがあります。

今回ご紹介するのは、どこか懐かしい佇まいの小さなデジタルカメラ、PENTAX Optio I-10

かつて手のひらサイズの一眼レフとして愛された名機「PENTAX auto 110」のデザインを受け継いだ、レトロで愛らしいルックスが印象的なモデルです。でもこれ、単に「見た目が可愛い」だけで終わるカメラではありません。今回はこの小さな相棒をポケットに忍ばせ、初夏の光が差し込む街へと連れ出してみました。

ひと目惚れから始まる、お散歩スナップ

手の中にすっぽりと収まる、驚くほどの軽さ。白いクラシカルなデザインは、首から下げて街を歩くだけで、なんだか足取りが軽くなるような不思議な魅力があります。

電源ボタンを押すと、小さなレンズがトコトコと顔を出します。液晶画面に映し出される景色は、今のスマートフォンのように鮮明すぎない、どこか優しい映り。でも、シャッターを切った瞬間に「あ、このカメラ、光をきれいに捕まえるのが本当に上手だな」と気づかされました。

日常の何気ない木漏れ日。ふと見上げたときに見つけた、白い壁に映る葉っぱの影。

少しざらっとしたような、だけど不思議と温かみのある描写。このカメラに搭載されているCCDセンサーが捉える緑と光のコントラストは、まるで記憶の中にある「いつかの夏休み」をそのまま形にしたかのような、優しい質感で残るのです。

手ブレをそっと抑えてくれる機能もついているので、お散歩途中に「あ、いいな」と思った瞬間、立ち止まらずにテンポよくパシャパシャ撮れるのが本当に快適です。

見慣れた都会を、お気に入りの色で切り取る

毎日歩いている見慣れた街並みも、このカメラのレンズを通すと、少し違った表情を見せてくれます。

新宿の街を歩いていると、青空に向かってそびえ立つお馴染みのビルが見えてきました。見上げると、そこには鮮やかな緑色の「HANDS」のロゴ。

階段を一段ずつ上っていく人の後ろ姿と、抜けるような青空。 CCDセンサーならではの、空の青さがどこか懐かしくて、ちょっぴり切ない空気感をまとって写るこの感じ。スマホみたいに「クッキリ・ハッキリ」しすぎない、この「ほどよいゆるさ」こそが、今私たちが古いデジタルカメラに愛おしさを感じる理由なのかもしれません。

ちなみにこのカメラ、賢い一面もあって、動くものにピントを合わせ続けてくれたり、ワンちゃんやネコちゃんが正面を向いた瞬間に自動でシャッターを切ってくれるユニークな機能も隠されています。可愛い顔して、実はとっても頼れる相棒なんです。

白黒の世界に、そっと浸ってみる

このカメラの引き出しの多さに驚かされるのが、撮った写真をカメラの中で楽しくアレンジできる「デジタルフィルター」の機能です。なかでも、私がぜひ試してほしかったのが「白黒」の世界。

お気に入りの建物の陰に回り込み、フィルターをそっと適用してシャッターを切ってみました。

色をなくした瞬間、このカメラが持つ「光と影」の表現力にドキッとさせられました。 強い日差しが作り出すまっすぐな影と、壁に伸びる植物のシルエット。影の暗い部分から光の当たる明るい部分まで、映画のワンシーンのようなドラマチックで力強い1枚に仕上がりました。

白黒やセピアでノスタルジックに仕上げる以外にも、星やハートでキラキラさせる効果や、ポートレートをすっきり見せる小顔効果など、当時の遊び心がメニューの中にたくさん詰まっています。

スマホには真似できない、優しい「ボケ味」

普段、スマートフォンで写真を撮るときは、画面をタップして「どこにでもピントが合う」のが当たり前になっていますよね。しかし、Optio I-10で少し被写体に近づいてみると、コンパクトカメラながらもハッとするような奥行きを見せてくれます。

手前の生き生きとした青葉を大きく前ボケに配し、奥へと続くフェンスにピントを合わせる。 スマホのデジタル処理によるボケとは違う、レンズそのものが生み出す自然なアウトフォーカス。背景にうっすらと覗く都会のビル群のボケ具合も、どこかノスタルジックで愛おしく感じられます。

 

さらに歩みを進めると、今度はどこか懐かしい歩道橋の階段に行き着きました。

少し錆びついた水色の手すり、階段の滑り止めが作るリズミカルな模様。そして、踏切へと向かう見知らぬ誰かの後ろ姿。 カメラを少し斜めに傾けて切り取るだけで、なんてことのない日常が、特別なストーリーを秘めているように見えてくるから不思議です。

「綺麗すぎない」という、大人の贅沢

PENTAX Optio I-10と過ごした時間は、ただの記録ではなく、街の空気そのものを宝物のようにつまみ取る、とても贅沢なお散歩でした。

今の最新スマホのように、夜暗い場所で一瞬でピントが合うわけでも、ものすごく鮮明な動画が撮れるわけでもありません。だけど、

・持っているだけで嬉しくなる、レトロで可愛いデザイン

・CCDセンサーならではの、どこか切なくてドラマチックな光と影の映り方

・日常を自分らしくおめかしできる、楽しいフィルターの数々

この「ちょっと不便で、とことん楽しい」ところにこそ、写真を撮る本当のワクワクが詰まっている気がします。

「スマホの写真にちょっと飽きちゃったな」「フィルムカメラみたいなおしゃれな写真を、もっと気軽に楽しみたい」

そんな風に思ったら、ぜひ一度、この小さな相棒をバッグに忍ばせてみませんか? 見慣れたいつもの帰り道も、レンズを覗けば、きっと新しくて、少しだけ愛おしい景色に変わるはずです。

 

Optio I-10の商品一覧はこちら

 

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