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【レビュー・作例】Leica M11 × SUMMILUX-M 28mm f/1.4 ASPH. 6-Bit|夕暮れの新宿を28mmで切り取る

夕暮れの新宿を歩いていると、昼間とは違う街の表情が見えてきます。ビルの間に残る青い空、少しずつ明かりがともる看板、行き交う人々のシルエット。明るさが刻々と変わる時間帯には、広い風景と目の前の一瞬を、どちらも一枚に収めたくなります。

今回使用したのは、デジタルレンジファインダーカメラ「Leica M11」と、大口径広角レンズ「SUMMILUX-M 28mm f/1.4 ASPH. 6-Bit」。新宿の夕景を撮影した4枚の作例とともに、28mmという焦点距離の魅力や、この組み合わせならではの撮影の楽しさをご紹介します。



Leica M11と28mmズミルックスで、夕暮れの新宿を歩く

28mmの広角レンズは、被写体だけでなく、その周囲の建物や人の流れまで画面に取り込める焦点距離です。新宿のようにさまざまなものが密集する街では、道の奥行きやビルの高さ、交差する人々の動きを一緒に写せることが魅力になります。

一方で、SUMMILUX-M 28mm f/1.4 ASPH.は、開放F1.4という明るさを備えています。日が落ちて光量が減っていく場面でも、絞りやシャッタースピード、ISO感度の選択肢を広く持てるレンズです。広角レンズでありながら、被写体との距離や背景の配置によってボケを活かした表現も狙えます。

M11は約6030万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載したデジタルM型ライカ。レンジファインダーによるマニュアルフォーカスを楽しみながら、街の細かな表情を記録できる組み合わせです。



作例レビュー|28mmで切り取った新宿の4つの表情

作例01|高層ビルと人物のシルエット

通りの先に立つ特徴的な高層ビル。その手前にカメラを構えた人物を配置した一枚です。左右の建物と看板が自然に視線を中央へ導き、28mmらしい広がりのある構図になっています。

空にはまだ明るさが残る一方、通りや人物は深い影の中。明るい空と暗い手前の対比によって、夕暮れの時間帯ならではの雰囲気が生まれています。人物だけに寄りすぎず、街並み全体を一緒に写せるのが28mmの面白さです。

作例02|人の流れと街の光を、一枚に収める

歩道橋の下を進む人々、タクシー、電動キックボード。さまざまな動きが交わる、新宿らしい場面です。画面の上部には歩道橋を歩く人々も入り、上下の空間を使った奥行きのある写真になっています。

28mmは、目の前で起きている出来事と背景の街並みを同時に捉えやすい画角です。動く被写体に近づきすぎなくても、その場の状況を含めて記録できるため、ストリートスナップにも向いています。


作例03|空のグラデーションと、ガラスに映る夕景

薄明かりの空に浮かび上がるビルと、ガラス面に反射する夕空の色。画面の下には人々のシルエットが重なり、静かな空と街のにぎわいが一枚の中に共存しています。

この写真で印象的なのは、空から建物、地上へと続く明るさの変化です。広い画角で周囲の空間を残すことで、建物を単体で写すのとは異なる、街の時間や空気感まで伝わってきます。


作例04|手前の赤と、奥に続く都市の風景

画面の手前を大きく占める赤い被写体と、その向こうに広がる新宿の街。遠くのビルや道路の風景だけでなく、あえて近くのものを大胆に入れることで、見る人の視線や写真の印象が変わります。

28mmは、カメラの位置を少し変えるだけでも手前と奥の見え方が大きく変化します。遠くを広く写すだけでなく、前景を利用して構図を組み立てられることも、広角単焦点レンズの楽しさのひとつです。



SUMMILUX-M 28mm f/1.4 ASPH.の魅力

28mmの広い画角と、F1.4の明るさ

28mmは、通りの風景や建物、人々の動きを広く取り込める焦点距離。35mmや50mmよりも周囲の情報が入りやすい分、何を主役にするか、画面のどこに配置するかを考える楽しさがあります。

また、開放F1.4の明るさは、夕方から夜にかけての撮影で心強い特徴です。ただし、今回掲載した写真の撮影時の絞り値を示すものではありません。絞りを開けた表現も、絞って街並みを見せる表現も選べる点が、このレンズの魅力です。

ASPH.と6-Bitは何を意味する?

「ASPH.」は非球面レンズを採用していることを示す表記です。このレンズは7群10枚構成で、非球面レンズを1枚使用しています。

「6-Bit」はレンズマウント部に設けられた識別コードのこと。対応するデジタルM型ライカが装着レンズを認識するための仕組みで、オートフォーカス機能を表すものではありません。M11でもピント合わせは基本的にマニュアルで行います。



まとめ|夕暮れの街を広く、そして自分らしく

高層ビルの間に見える空、人々のシルエット、乗り物が行き交う通り、手前と奥の距離感。今回の4枚には、同じ新宿でも異なる表情が写っています。

Leica M11とSUMMILUX-M 28mm f/1.4 ASPH.の組み合わせは、街全体を写す広さと、光が少なくなる時間帯にも対応しやすい明るさを備えています。一本の28mmレンズで歩きながら、どこに立ち、何を画面に残すかを考える。その積み重ねが、街のスナップ写真をさらに面白くしてくれます。

 

 

今回使用したカメラとレンズ

Leica M11について

約6030万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載した、ライカMマウントのデジタルレンジファインダーカメラ。レンジファインダーを使ったマニュアルフォーカスと、デジタルならではの撮影機能を両立したモデルです。

  • 発売年:2022年
  • 形式:デジタルレンジファインダーカメラ
  • センサー:フルサイズCMOSセンサー
  • 有効画素数:約6030万画素
  • レンズマウント:ライカMマウント
  • ファインダー倍率:0.73倍
  • フォーカス方式:マニュアルフォーカス
  • ISO感度:ISO 64~50000

Leica SUMMILUX-M 28mm f/1.4 ASPH. 6-Bitについて

28mmの広角画角と開放F1.4の明るさを両立した、ライカMマウント用の大口径単焦点レンズ。非球面レンズを採用し、6ビットコードによるレンズ識別にも対応しています。

  • 焦点距離:28mm
  • 開放F値:F1.4
  • 最小絞り:F16
  • レンズ構成:7群10枚(非球面レンズ1枚)
  • 最短撮影距離:0.7m
  • フィルター径:E49(49mm)
  • 絞り羽根:11枚
  • 重量:約440g
  • マウント:ライカMマウント(6ビットコード付き)
  • 製品番号:11668(ブラック)

Leica SUMMILUX-M 28mm f/1.4 ASPHの商品一覧はこちら


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