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銘玉GRレンズ搭載!RICOHのフィルムコンパクトカメラGRシリーズの魅力に迫る!

2016/9/20

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「GR」というフィルムカメラのシリーズを知っていますか?

1984年のコンタックスTシリーズの発売に端を発した「高級コンパクトカメラ」というジャンルのカメラがあります。

感材がフィルムであった80年代~90年代、画質のほとんどはレンズの性能によって左右されました。そこで、フランジバックによるレンズ設計の制約を離れることのできる、レンズ一体式ボディの利点を活かし、一眼レフ用のレンズを凌駕するような描写性能を持ったレンズを搭載したのが、高級コンパクトカメラというカテゴリーでした。

高画質を実現するレンズと、いつでも、どこにでも持ち歩ける携行性の高さゆえ、多くのプロがサブカメラとして、あるいは趣味のカメラとしてこぞって欲しがったカメラです。

こうした流行と需要に乗って、カメラメーカー各社から高級コンパクトカメラが続々とリリースされるなか、やや遅れて登場したのがGRリコーGR1でした。

初代にして名機「GR1」

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発売は1996年10月。1994年にリコーが発売した超薄型のR1(こちらも日本を含め世界で5つのグランプリを獲得した、非常に優れたカメラです。)に対し、ユーザーからポジフィルムでの撮影や高性能レンズへの要求が高まり、高度なカメラファンが納得できるカメラとして開発されたのがこのGR1です。

当時、先に述べた高級コンパクトカメラの流行に伴い、各メーカーから多種多様のカメラが発売されていた時代。趣味性の高い分野であるだけに、完全円形絞りや高級時計を思わせるメーター類、チタンボディやサファイヤガラスなど当時の高級素材やデザインで各社とも意匠を競った機種が発売されました。

そんな中、GR1は外装に随分と地味に見えるマグネシウムダイカストを採用。目立たず撮ることだけに集中したカメラ作りが逆に異彩を放っていました。これには「カメラが写真を撮るわけではないのだから、カメラが目立つ必要はない。」というリコーの一貫したスタンスが如実に現れており、高級感のあるカメラを大事に持ち歩くのではなく、何も気にせず常に持ち歩き、いい写真を撮るための道具に徹する、というカメラメーカーとしての気概が感じられます。

そして、その気概は機能面にも現れており、GR1は名だたる高級コンパクトカメラの中でも極めて「撮ること」を強く意識した仕上がりのカメラと言えるでしょう。

GR1の魅力を語る際、避けては通れないのが「GRレンズ」の存在です。GR1に搭載されたレンズは4群7枚構成、画面の周辺まで画質の落ちない高い性能はそのままカメラの高い評価につながりました。このGRレンズは正に「ずば抜けている」という表現がふさわしいほどの非常に高性能のレンズで、後にレンズ単独でライカLマウントに移植して発売、すぐに売切れてしまうという偉業を成し遂げてしまうほど、描写性能を初め多岐にわたって高い評価を得ました。

一方、レンズもさることながら速写性とピント合わせにおいても、GR1は高い性能を誇っていました。電源を入れてから実際にシャッターが切れるまでのスピードは当時他社のコンパクトカメラを大きく引き離し、発展途上にあったAFもスナップモードを搭載することでスピードアップを実現しました。
これら「撮るための道具」としてのカメラを追い求め、「撮りたいときに撮れるカメラ」を唯一本当の意味で実現できた高級コンパクトカメラ。それがリコーGR1というカメラだったのです。

ユーザーの声に応えて進化した、「GR1s」

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GR1の発売以降、プロやセミプロユーザーから多用な要求が寄せられるようになりました。その声に応えて機能の充実をはかったのがこのGR1sです。GR1と同じく、一見すると地味なコンパクトカメラで、ズーム機能もありませんが、28mm f/2.8のGRレンズはやはりプロの仕事用として通用する非常に優秀なレンズです。

ピントはオートフォーカス、露光はプログラムオート、フィルムは自動巻上げで、撮影時にいじる所がほとんどないために素早いスナップにも向いてますし、絞り優先オートに露出補正、ストロボの強制発光による日中シンクロ等を駆使したオリジナルな絵作りも楽しめる奥深さも備えています。

初代と比較した際の主な変更点としては専用レンズフードの取り付けが可能になったほか、暗い場所ではファインダー内に照明が点灯し、フレームが明確に見えるようになるなど、より実用的な進化を遂げ、GR1ユーザーにはもちろんのこと、より多くのカメラファンに受け入れられ「GR」の名と地位を更に確固たるものに押し上げる一台になりました。

GRレンズの魅力をより広い層へ浸透させた「GR10」

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GR1の発売から2年後の1998年。先にご紹介したプロやハイアマチュアの要望に応える形で進化したGR1sの発売と同時に、「GRレンズの画質を一般のカメラファン向けに手ごろな値段で使ってもらう」というコンセプトで開発されたのがこのGR10です。

GR10が「一般ユーザー向け」絞り優先AEや露出補正機能がオミットされた一方で、フラッシュの使用頻度が大きいことを考慮して電池の増強が図られました。先の2機種と同じ銘玉GRレンズはそのまま搭載され、写りの点ではGR1とまったく同等の能力を持っていることが大きな特徴です。プロ向けの名機が一般ユーザー向けにモデルチェンジされる際には、写りの性能もダウングレードされることが少なくない中、GR10の描写性能は画期的と言えるでしょう。

GR1では外装部品にマグネシウムダイカストが多用されましたが、GR10ではアルミニウムの絞り部品を使うなど、外装の面でもコスト削減の努力が認められ、それがそのままGR1の3分の2ほどの販売価格を達成したGR10の価格に反映されているといえます。

GR10は価格、機能と操作性、写りの全ての面において、「気軽に写真が撮りたい、しかし写りにはこだわりたい」という当時の一般カメラユーザーの欲求に見事に応えたカメラです。

新開発の超広角21mmレンズを搭載した「GR21」

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発売は2000年の4月。GR1のボディに新開発の超広角21mmレンズを搭載したGRシリーズの意欲作です。レンズは収まりきれず少し出っ張ってしまってはいますが、本体は高さが3mm増えただけという脅威の取り回し性能の高さを実現しているのも大きな特徴です。ボディ形状も持ちやすく、携行性も大変高いので、21mmレンズを気軽に持ち出せるカメラとしても魅力的です。

スナップや風景撮影に絶大な威力を発揮するカメラとして先代機種以上の高い評価を得たことにも頷けますね。

また、コンパクトカメラで21mm焦点距離のレンズを搭載したカメラは、このGR21が世界初であり、そのレンズも28mmと変わらず画面全体に均一なシャープ、発色の良さと周辺減光の少なさ、そして高コントラストも実現したすぐれものです。

なお、超広角レンズのためのファインダーは特に設計が困難で、GR21ではボディのスペースの制約も大きく、複雑な曲面を持たせた非球面レンズを多用した高度な光学系を開発して完成されたそのレンズともども、プロからは最高のコンパクトフィルムカメラとして非常に高い評価を得ました。

フィルムGRシリーズ最後の1台「GR1v」

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先にご紹介したGR10は一般ユーザー向けに開発された、いわばGRシリーズにおけるエントリーモデルであったこと、GR21は21mm GRレンズを搭載していたことから「GR」の派生機としての意味合いが強い機種でした。(もちろん2機種とも、素晴らしいカメラであることは間違いありません!)

初代GR1の発売から5年のときを経た2001年、GR1⇒GR1sに続く後継機として、そしてフィルムカメラのGRシリーズ最後の機種として、このGr1vは発売されました。

GR1sがそうであったように、このGR1vもユーザーの要望を優先的に取り入れた進化がなされており、オートブラケット機能、マニュアルフィルム感度設定、マニュアルフォーカスモードなどの機能が追加されています。

他にも、マニュアル操作で絞り優先AEも可能になるなど、機能面ではもちろんのこと、GR1sと比較しても更にシンプルになる操作性も向上、外装は先代各機と同じくマグネシウムですが、グリップの形状・素材の改良により、より取り回しのしやすいモデルとなりました。

GRシリーズに共通して言えることではありますが、コンパクトフィルムカメラの中においては銘玉中の銘玉との誉れ高いGRレンズを様々な場所にもって行き、撮って撮って撮りまくるためのカメラ、といえるほど、携行性の高い素晴らしい一台になっています。

フィルムGRシリーズの終焉~デジタルGR時代へ

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いかがでしたでしょうか?

さて、このようにプロ・アマチュア問わず非常に幅広く、かつ高い評価を得たGRシリーズではありますが、その他のフィルムカメラと同じく、デジカメの台頭の前に、2003年ですべての機種の生産が終了することになります。

1996年のデビューということを考えると市場のメインストリームを賑わしたのは10年未満ということにはなりますが、それでも非常に多くのカメラファンの心を捉えて離さないシリーズの魅力は、同社のコンパクトデジタルカメラシリーズGR、GRIIへとしっかりと受け継がれています。

これらデジタルGRシリーズも、「撮りたい」と思った写真を撮るための動作が淀みなく行えれるよう配慮されたボディ形状・ボタン配置はそのままに、銘玉GRレンズは更なる進化を遂げ、小型化された撮影システムはフィルムシリーズよりもコンパクト性能を向上させた、どれもとても素晴らしいカメラです。

今年はこれらの名機、GRを片手に、秋の街の魅力を再発見してみるのもいいですね。

デジタル版GRシリーズの魅力については、また別の機会に。

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RICOH(リコー)の買取対象品

RICOH(リコー)のコンパクトフィルムカメラ(銀塩)の買取注力品(一例)

RICOH(リコー)のコンパクトデジタルカメラの買取注力品(一例)

また、弊社では今回ご紹介いたしましたGRシリーズの他にも各種カメラの販売も行なっています。ぜひ弊社のカメラ販売ページもご覧くださいませ。
CONTAX(コンタックス) 中古カメラのファイブスターカメラ – 通販 – Yahoo!ショッピング

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