高級コンパクトカメラのパイオニア、コンタックスTシリーズの魅力!

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高級コンパクトカメラのパイオニア、コンタックスTシリーズの魅力!

2016/8/15

さいごに

コンパクトカメラで一眼レフ並みの写真が撮れる――。

スマートフォン(以下スマホ)での撮影が広く普及した昨今、一眼レフ機や交換レンズを揃えるほどではないけれど、スマホの写真では満足できない・・・という方。そんなユーザーの欲求を満たしてくれるのが、高画質を売りにするいわゆる高級コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)です。近年、一眼レフ機にも迫る素晴らしい画質と性能を備えたコンデジが、増えつつあります。

小型ボディーながら一眼レフ機に使われるAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載した富士フイルム X70や、同じくAPS-Cサイズセンサー搭載のリコーGR II。1型イメージセンサーの高級機種では、24-100mmの光学4.2倍ズームを搭載したキヤノンPowerShot G7 X Mark IIやパナソニックのLUMIX DMC-TX1など、直近でも各社から様々な趣向を凝らした高級機種が発売されています。

かつては、コンパクトカメラといえば「安価で軽く、持ち運びがしやすい手軽なカメラ」として、おおよそ性能の高さや画質の素晴らしさは二の次とされてきた時代もありました。しかし今、「スマホさえあればデジカメは要らない」という風潮もある中、これらの高級コンパクト機は「スマホでは撮れない」ことを強みにすることで、確実にその存在意義を見出しつつあります。

さて、ところで皆さんはこの「高級コンパクトカメラ」というジャンルが、いつ生まれたのかを知っていますか?

今をさかのぼること30年以上前、コンタックスから発売された「T」から始まる、コンタックスTシリーズ。「小型の」を意味するTinyに由来し、レンズに銘玉として名高いゾナーを搭載した単焦点コンパクト機シリーズが、「高級コンパクトカメラ」のパイオニアといわれています。

今回は、この高級コンパクト機という分野の礎を築いたコンタックスTシリーズ各機種をご紹介しながら、その魅力に迫っていきたいと思います。

「ヤシカ」から「京セラ」へ

logo

コンタックスTシリーズ(以下、Tシリーズ)の紹介をする前に、「コンタックス」をめぐる少し複雑な経緯とそのブランドの変遷について少しお話しましょう。

「コンタックス」というブランド名は1932年3月、レンジファインダーカメラ、コンタックスI発売の折、ツァイス・イコン社内の公募で1位となりその産声をあげました。

ツァイスイコン社は、1889年にドイツの機械技術者(いわゆるマイスター)カール・フリードリヒ・ツァイスが創立した「カール・ツァイス財団」傘下で1926年に創設されたカメラメーカーで、20世紀初頭から第二次世界大戦までの期間、カール・ツァイスは世界の最先端を走る光学機器会社として君臨しました。

しかし、第二次世界大戦後戦後、東西ドイツ分割に伴いツァイス・イコンも分割され、コンタックス銘で西側のツァイスはレンジファインダーカメラを引き続き製造し、東側のツァイス・イコンはM42マウントの一眼レフカメラを製造しました。

東西ツァイス間のブランド使用権を巡る訴訟を経て従来の商標につき東のツァイスは東側のみ、西のツァイスは西側のみでしか使用しないことで妥結した結果、東側のツァイス・イコンが製造したコンタックスは西側世界で販売される分につきペンタコンブランドに変更され、さらには全てプラクチカに変更されました。

これがコンタックスというブランドの、第一の複雑な経緯です。この時代に製造されたコンタックス銘の機種は「Contax」という表記になっているのが特徴です。

その後、西側のツァイス・イコンが1971年にカメラ事業を中止した後、カール・ツァイスは日本のカメラメーカーヤシカとブランド等に関するライセンス契約を締結します。以後、コンタックスはヤシカが製造・販売するカメラのうちカール・ツァイスブランドのレンズを採用した高級機種に付けられるブランド名となって復活しました。これ以降に製造された機種のコンタックス銘は「CONTAX」と、全て大文字で表記されています。

なお、その後、1983年ヤシカは京都に本社を置く電子機器、情報機器、通信機器、太陽電池、セラミック等のメーカー、京セラに吸収合併され、コンタックスブランドも同社へ引き継がれることになりました。

こうした少し複雑な歴史をもつコンタックスブランドにおいて、ヤシカが京セラに吸収されて以後最初の製品として発売されたのが、今回ご紹介するTシリーズの初代機、「T」になります。

高級コンパクト前夜、初代機「T」

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135フィルムを使用し、24×36mmライカ判のマニュアルフォーカスコンパクトレンジファインダーカメラです。

フラットなフロントカバーを前に倒すとレンズが出てくるというギミックが特徴的です。レンズは4群5枚ゾナー38mm f/2.8で、距離計連動し最短撮影距離は1m。コンパクト機ながら、クオーツ制御の絞り優先AE式電子シャッターでシャッター最高速1/500秒を実現しています。京セラ、カール・ツァイス、ポルシェデザインによる共同開発で、チタン製ボディが検討されましたが、加工技術的に時期尚早として見送られたという経緯を持っています。外観に関しては、一眼レフのRTS同様、ポルシェによる無骨でありながらシンプルかつ精悍なデザインです。

上の画像にもある画像に専用フラッシュ・T14オートを装着することでフラッシュ撮影可能です。当時、製品自体の写真を除きカタログの写真を全てコンタックスTで撮影しレンズの高性能をアピールしました。

また、こちらの初代Tは後継機のT2、T3と異なり、珍しいマニュアルフォーカスのコンパクトカメラになります。フラッシュユニットと一体だと少し分かりにくいかもしれませんが、大変コンパクトかつ軽量で、携行性能は抜群です。しかも同じくらいのサイズのローライ35やミノックス35などには搭載されていない距離計も搭載し、ゾナーレンズが使えるのも嬉しい魅力です。

シャッターボタンには、京セラの多結晶サファイア「ロマンド」が使われており、レンズベットが折りたたんでレンズを収納するギミックと合わせ、手の込んださすがコンタックス!と言える1台になっています。

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高級コンパクトのパイオニア、名機「T2」

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1990年に発売されたTシリーズ2代目の、135フィルムを使用した24×36mmライカ判オートフォーカスコンパクトカメラです。

元祖「高級コンパクト」の代表的な機種でシリーズを通しても「高級コンパクト」というジャンルを生んだ立役者といえるカメラです。素材・デザイン・機能が有機的に統合された工業製品として長期にわたって好評を博し、次代機であるコンタックスT3の発売以降も愛用するユーザーは多いと聞いています。

ボディーの素材にはチタン、ファインダーカバーガラスにはサファイアガラス、フィルム圧板には京セラのセラミックを新たに採用し、外観上も初代から大きく進化しました。

レンズは沈胴式で、電源を入れるとチタンのカバーがスライドしてレンズがせり出すそのギミックは、フラットなフロントカバーを前に倒すとレンズが出てくる初代Tを彷彿とさせます。レンズには絞りリング付きで、電源ダイヤルはそのままフォーカスダイヤル(オートフォーカス/フォーカス)として機能し、また、露出補正には独立したダイヤルを採用するなど操作性に優れるほか、レンズはゾナー38mm f/2.8で、最短撮影距離は0.7mに短縮されました。

カメラボディ本体の性能・進化もさることながら、搭載されるレンズ、ゾナー38mm f/2.8にも注目してみましょう。

レンズのスペックは、焦点距離と開放F値からすると、特に目立つ仕様ではありませんし、レンズ構成も絞りを挟み前群3枚、後群2枚貼り合わせの4群5枚ですが、当時の技術資料を見ても高屈折ガラスを使用とは書いてありますが、それ以上の細かいことは言及されていません。しかし「赤がきわめて鮮やかに発色する点、人物のポートレイトを撮影すると、肌色が実に滑らかに柔らかくいい感じに再現される点、そして、実際にT2を使った者にしか分からない絵画的な描写は現在のカメラと比較しても見劣りすることのないほどで、多くのユーザーの心を掴みました。

先代機にあたるコンタックス TとこのT2の成功を目の当たりにした各メーカーがこぞって「高級コンパクト」というジャンルに商品を投入しだしたことからも、その人気の高さがうかがい知れます。

無駄を廃し、コンパクトカメラとしての機能美を追求しつつ、高級機であることへのプライドを感じさせる上品なデザインもまた魅力の一つで、時間を超えてユーザーから愛されるすばらしいカメラと言えるでしょう。

発売からおよそ1年後の1991年10月にはチタンブラックとチタンゴールドの別カラーのモデルも発売されました。

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限定モデル①「T2ゴールド 60周年記念モデル」

t2gold

さらに発売から2年後の1992年には、コンタックスIから数えて、「コンタックス」発売60周年を記念し、国内2000台、海外4000台限定モデルT2ゴールドが発売されました。

ウォールナットの収納箱と本革牛革ケースが付属し、ボディ表面は強度向上のため窒化処理が施されているのが最も大きな特徴で、上下カバーが金イオンプレーティングしてあることから「ゴールド」の名が冠されました。通常版のチタンゴールドとの最も大きな違いは、ブランドロゴとともに、黒字に金色で「60 Years」の文字が表記されていることです。

限定モデル②「T2プラチナ」

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コンタックスT2ゴールド60周年記念モデルの発売と時を同じくして、受注限定生産されたのがコンタックスT2プラチナです。コンタックスT2ゴールドと同じく、ウォールナットの収納箱と本革牛革ケースが付属し、ボディ表面はなんとプラチナコーティングが施され、さらにグリップにはオストリッチ(ダチョウの皮をなめした軽くて丈夫な革)が使用されるという超高級仕様のカメラです。お値段は、定価で240,000円とまさに名実ともに超高級コンパクト機と呼ぶにふさわしい1台になっています。

限定モデル③「T2ブラック」

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通常モデルの生産終了を惜しむ声に応える形で、1998年に2000台限定で生産されたモデルになります。チタンカバー上に、黒のクロームメッキを施し、さらに一台一台手作業で丁寧に黒塗装行なうことにより、格調高い深みのある黒を実現しました。

シリーズ唯一のAPSカメラ、「Tix」

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続いてご紹介するコンタックスTixは、シリーズ唯一のAPSカメラです。

アドバンスドフォトシステム (Advanced Photo System, APS) は、富士フイルム、イーストマンコダック、キヤノン、ミノルタ、ニコンによって「世界標準規格の新しい写真システム」として1996年から2012年まで開発・販売が試みられた新規格の専用フィルム (IX240) を使用した写真システムです。長所もありましたが、問題点も多く事実上淘汰されてしまったシステムではあります。

Tixの名称はこの「IX」240フィルムを使用した「T」シリーズであることに由来するものですね。

さて、APSシステムは残念ながら広く普及することはありませんでしたが、Tixは機能面においては、最短撮影距離、シャッター機構、大きさ、デザインなどの面でシリーズの最終型、コンタックスT3の前身となった点を鑑みると、重要な1台といえるでしょう。

また、コンタックスT3・コンタックスTVS IIIに搭載されたダブルビトウィーンシャッター機構を初めて採用した機種でもあり、同ブランドのフィルムカメラでは最小のボディサイズでありながら、レンズシャッター機では異例の最高速1/1000秒を実現している点も注目すべき興味深いカメラです。

シリーズ最終モデル「T3」

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2001年3月に発売されたコンタックスブランドのコンパクトカメラ最後の機種です。

135フィルムを使用し24×36mmライカ判で、シリーズの高い描写性能はそのままにコンタックスT2よりも小型化が図られているのが特徴です。またその描写は鮮やかでコントラストが高いと評され、世界中の写真家から絶大な支持を集めた先代機T2を性能面、操作面で大きく凌ぐ仕上がりを実現した名機です。

操作性に関しては、AF精度が大幅にアップしたことにより、測光にクセのあったT2に比べると、新開発の35mmレンズの描写とも相まって、「誰でも失敗なくいい写真が撮れる次世代のカメラ」がこのT3ではないかと思います。

一方で、カメラのクセやレンズの味わいに慣れつつ、趣味とカメラとして、自分が思いも寄らなかったような表現や画を見せてくれる、サブ機としての個性的な欲しいカメラが欲しい場合には先代のT2をオススメしたいと思います。

T2とT3については、どちらもすばらしいカメラであることには変わりないので、撮影者の方の好みに合わせて、選んでもらいたいというところが本音です。

なお、このT3にはT2と同様に、コンタックスIから数えて「コンタックス」発売70周年を記念したチタンブラック使用の「T3 ブラック70周年記念モデル」も存在します。

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さいごに

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いかがでしたでしょうか?

コンタックスT2に始まると言われる高級コンパクトカメラ。

画質にこだわった高い仕様のレンズ、伝統あるブランド名、金属製の高級な外装、シャッターと兼用の絞りではなく、より円形に近い開口形状が得られる絞りなど、高級機種に求められるであろう条件を満たしつつ、商業的にも成功したこのロングセラーカメラは、その後の高級コンパクトブームともいえる各社の同様の製品の開発・発売に大きな影響を与えました。

具体的には、ニコン35Ti,、28Ti やミノルタTC-1、リコー GR1 、GR21 、 GR1s、 さらにはライカのミニルックスやCMにいたるまで、そこにコンタックスTシリーズの存在があったことは想像に難くありません。

また京セラ自身も、単焦点の後継機種T3以外にズームレンズを備えた TVSシリーズを発売するなど、パイオニアとしての風格を存分に漂わせ、ムーブメントの立役者としてその役目を果たしました。

そして、現在盛り上がりつつある「高級コンデジ」ブームは、このコンタックスTシリーズが無ければ、もしかすると実現しなかったかもしれません。

中古市場においてはこのTシリーズを初めとする「高級コンパクトフィルム機」はまだまだ現役です。もし興味が沸いた方がいらっしゃいましたら、ぜひいちど手にとってその実力を味わっていただければ幸いです。

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