意外にカンタン!!夏の夜のステキな花火の撮り方  

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意外にカンタン!!夏の夜のステキな花火の撮り方

2016/7/8

花火長岡

夏の訪れがいよいよ間近に迫ってきましたね。

日本の夏の風物詩の代表が花火。
あと1ヶ月もしないうちに、花火大会シーズンが始まります。

夏の夜空を彩る美しい花火の数々。日本人なら誰しも、その一瞬で消えてしまう儚い美しさと余韻のすばらしさに魅了されることでしょう。カメラ好きでなくとも、こうした花火を写真に写したいと誰もが考えるのではないでしょうか?

私も今年は、新潟県長岡市で行なわれる花火大会に、カメラを持ってでかけてみようと計画中です。

でも、花火って普通に撮ろうと思ってもなかなか上手に撮れない被写体の一つですよね。

そこで今回は、「これから花火撮影を始めてみようかな?」という方、そして、「これまで何回か花火を撮ってみたけど、いまいち上手く撮れなかった」という方々に向けて、花火撮影のカンタンなコツや、便利グッズをご紹介します。

カンタンな花火撮影には最初の設定が肝心!

打ち上げ花火は普通にスナップを撮るような設定で撮ろうとしてもなかなか上手く撮れないので、とても難しい撮影方法や特殊な機材が必要なのではないか?という声をよく聞きます。

しかし、実はそこまで難しい撮影テクニックや高価な機材は必要ないのです。花火撮影の基本的な設定は、どこでもどんな花火を撮るにしても基本的に変わりませんので、その設定さえ覚えてしまえばさほど難しい撮影ではないのです。

事前の準備

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花火大会の会場は基本的に大変な混雑になります。特に1万発以上を打ち上げる大規模な花火大会ともなると午前中くらいから場所取りしないといけなかったり、慣れない人ごみの中での撮影で、アクシデントやトラブルに見舞われることもあるかも知れません。

そこで、ネットや口コミなどで当日の詳しい打ち上げ場所や、オススメの鑑賞・撮影ポイントなどを押さえておくと良いです。また、当日の風向きを調べて、なるべく風上になるような場所で撮ると煙の写り込みが防げてよい写真が取れる確率が上がります。

花火撮影の設定と撮影の流れ

それでは早速、実際の撮影の流れを順番にお話していきましょう。場所を決めて、必要な機材をセットし、構図と設定を決めてしまえば、あとはシャッターを押すだけです。

1.撮影場所を確保

2008/07/26 17:15

まずは撮影場所を確保しましょう。
三脚を立てることになるので、みんなが座って鑑賞するような場所の真ん中に三脚を立てたり、必要以上のスペースを確保してしまうと周囲の迷惑になります。観覧場所の後ろの方など、座って花火を鑑賞しているほかの方々の邪魔にならない場所を探しましょう。

どうしても撮影に適した場所が分からないときは、上手そうな人や機材をたくさん持った人たちがこぞって三脚を立てている所がありますので、その近くで撮影をさせてもらうと良いかと思います。

2.カメラのモードと露出の設定

レリーズを持っていて、バルブモードが使える人は、カメラのモードを B にします。レリーズを持っていない人や、バルブモードがないカメラの人はマニュアルモードに設定しましょう。

エントリークラスの機種の場合、一見バルブが見当たらない場合がありますが、Mモードでシャッタースピードを30秒以上に設定するとBモードに変わるもの(EOS Kissシリーズなど)があるので、取扱説明書と合わせて確認してみてください。

さて、ここが最も重要なポイントです!
基本の設定はISO100、F値11です。この設定で撮ってみて、「ちょっと暗いな」と感じたときは『 ISO 100、F値8 』、逆に「少し明るすぎるな」と感じたときは『ISO 100、F16 』にセットします。

つまり、ISO感度は100に固定したままF値を変えて明るさを調整します。和火と呼ばれる日本古来の控えめな花火ならちょっと暗いのでF値は8~11くらい、逆にスターマインやナイアガラなど、明るい火花が沢山生じる花火なら、F11~16くらいが適しているでしょう。

なお、花火撮影の場合、シャッタースピードは写真の明るさにはあまり関係がありません。シャッタースピードは火花が散っていく軌跡や写し込む花火の個数をコントロールするために使います。
マニュアル(M)モードの人は初めてなら5~10秒くらいにセットします。バルブ(B)モードの場合は、シャッターボタンを押し続けている時間がそのままシャッタースピードとなりますので、レリーズボタンを押しながら5~10秒数えてボタンを放します。

ホワイトバランスは撮影者の好みになりますが、太陽光~蛍光灯の間のちょっと青めの色が暗い夜空に映える花火の光を最も幻想的かつ優美に撮ってくれるのではないかと思います。

3.ピントの設定

向き

次にまずはマニュアルフォーカス(MF)にして、自分でレンズのピントリングを回しながら遠くの建物や街灯に合わせておきます。ライブビューを見ながら合わせると手早くできます。

ここで気をつけて頂きたいのは、フォーカス設定をAF(オートフォーカス)にしておくとシャッターを押したときにピントがずれてしまうので、必ずMF(マニュアルフォーカス)にしておくこと。撮影に慣れてきたつもりでも、結構見落としてしまいがちなポイントですので、注意が必要です。

ピントが決まったらテープでピントリングを固定してしまっても良いです。手ぶれ補正も三脚を使っているかぎり必要ありませんので、OFFにしてしまってOKです。

花火が打ちあがってから、そこにピントを合わせるのはどんな上級者にとっても至難の業です。今回ご紹介した設定の方法であれば、遠くの被写体にピントを合わせておいてあるので、間違いなく花火にもピントが合っているはずです。

なお、花火は上に打ち上がるので、カメラも上に向けて設定します。出来るだけ広角にして、カメラを上に向けておきましょう。持ち手が干渉してしまい、あまり上に向かない時は三脚へのカメラの取り付けを逆にすると真上近くまで向けることができます。

4.いよいよ撮影開始!

打ち上げが始まったらまずは落ち着いて、構図を調整しましょう。花火が大きく写りすぎてしまい、画面からはみ出てしまっても慌てずに、できるだけ広角にして、カメラを上に向けて調整しましょう。

どんなに規模の小さい花火大会でも1発目の打ち上げから30分前後は打ち上げが続きます。最初の何分かは、打ちあがる花火も後半のものよりも小規模なものである場合がほとんど。
よって、打ち上げ開始数分の間はあえて捨て、構図やピントの調整、設定の確認などに費やしたほうが賢明と言えるでしょう。

6.あとはひたすらシャッターボタンを押すだけ

構図が決まったらあとはシャッターボタンを押していきましょう。
シャッターを切るタイミングはドンッと鳴った瞬間に押す感じです。レリーズがない人はカメラを揺らさないようにそっと優しく押しましょう。

レリーズでバルブ撮影している人は、時間を数えながら丁度良いところでボタンを放します。通常のシャッタースピードであれば5~10秒でOKですが、シャッタースピードを長くすればするほどたくさんの花火が入るので、撮影のコツを掴むことができ始めたら、徐々に長くしてみるのも良いかも知れません。

タイミングに関してはかなりアバウトではありますが、シャッタースピードが長いので、極端に言えば、結構適当にシャッターを押してもちゃんと撮れることが多いです。

7.大会のプログラムに応じてF値を調整

スターマイン

花火大会の撮影に少しずつ慣れてきたら、F値の調整はぜひやってみて欲しいと思います。

花火大会プログラムに応じて打ち上がる花火の種類も変わること(いわゆる○尺玉と呼ばれる1発ずつの大きな花火⇒スターマインのような連続して大きな火花が発生する花火⇒ナイアガラのような仕掛け花火など)があるので、撮った写真を見ながらF値を調整して明るさをコントロールしましょう。

これによって、花火ごとの魅力がより際立った写真が撮れますよ。

花火撮影に必要なもの

三脚

さて、花火の撮影の方法と設定について、ここまでお話をさせていただきました。

後半からは、花火撮影に必要なものについてお話をします。
特殊な機材は必要ないとはいえ、三脚だけは必須です。花火撮影において最も重要なアイテムと言っても過言ではありません。

もちろん、手持ちで花火を撮影するためのテクニックもいくつか有りますが、打ち上げ花火撮影の場合、は基本的に三脚を用いた撮影がメインになると考えて下さい。

一口に三脚と言っても、その種類は数多くあり迷ってしまいますが、初めて購入するのであれば、お使いのカメラ、あるいは予算に応じて、3,000~5,000円程のクラス、10,000円台のクラス、2万円以上のクラスに分けて考えてみると良いでしょう。

~10,000円クラスは割り切りが大切

いわゆるファミリー三脚と呼ばれるもので、廉価な点が最も大きなアドバンテージです。
カメラを取り付ける部分(雲台)がプラスチックで出来ていたり、加工精度がイマイチなことが多いのでミラーレスや一眼入門機の軽いカメラであれば、使用できるレベルではありますが、大きなカメラやレンズを付けた撮影や、風が強い日の使用には向きません。

予算が限られていて、まずは三脚ってどんな感じなのかな?とお試しで使うと割り切って使うのであればこのクラスでもとりあえずは大丈夫です。

スリックやベルボンなどの国内有名メーカーのものがオススメです。あまりに安い1,000~2,000円クラスのものはミラーレスクラスのカメラでもグラグラすることが多いので、あまりオススメできません。

~10,000円のおすすめ三脚はこちら

おすすめは10,000円台のクラス

三脚にある程度予算が割けるのであれば、最初の1本はこのクラスのものがオススメです。10,000円クラスになると雲台がプラスチックではなく金属になり、カメラ専用に設計されたものになります。3,000円~5,000円クラスの三脚が苦手としていた縦構図やローアングルでの撮影もでき、自由度が高いです。

脚部分の剛性も格段にアップしているので、ミラーレスから一眼レフ機までオールマイティに使用することが可能です。

10,000円台クラスのおすすめ三脚はこちら

また、サイズが少し大きくなってしまいますが、バンガードから発売されているAlta Pro 263AB100 という三脚は性能的には2~3万円クラスですが、場合によっては1万円台前半で購入できることもある非常にコストパフォーマンスの高い一品です。

会場までの移動や持ち運びにクルマを使えるのであればぜひおすすめしたい三脚です。

VANGUARD Alta Pro 263AB100の価格比較はこちら

2~3万円クラスは申し分なし

更に予算が許せば、選択肢はさらに広がります。大きな買い物になりますので、できれば購入前に一度、自分のカメラを持って大きめのカメラ屋さんに行って実際に取り付けさせてもらうと良いと思います。

2~3万円クラスのオススメ三脚はこちら
また、耐久力、携行性の高さから、三脚の素材としては最高レベルといえるカーボン製の三脚もおすすめです。

三脚のほかに、あると便利なアイテムとしては、

・手元を照らせるライト
⇒花火大会中は手元が真っ暗になります。機材や所持品を落として大切なシャッターチャンスをふいにしてしまわないよう、ライトがあると便利でしょう。また、周りに迷惑がかからないように明るすぎるライトは避けたほうが賢明です。
・マニュアル(M)かバルブ(B)を使えるカメラ
⇒一眼レフやミラーレスなら最低どちらかは使えるので問題ありません。コンデジでもハイクラスのものであれば設定できるものが多いです。撮影に臨む前に一度確認するのがよいでしょう。
・広角が撮れるレンズ
⇒35mm換算で35mm以下のものを用意しましょう。遠くから撮る場合を除いて標準~望遠域のレンズはやや使いにくいと思います。

などが挙げられます。

おわりに

花火アイキャッチ

いかがでしたでしょうか?

ちょっと難しそうな花火の撮影も、基本的には以上のような撮影方法とちょっとしたコツ、そして必要最低限の機材で誰にでも美しくを撮ることができます。

お読みいただいたように花火撮影は、実は意外とカンタンに楽しめるだけでなく、多重露光を用いたり、撮った後の写真をPhotoShopなどのレタッチソフトなどで加工して、一枚の写真にいくつもの花火を写しこむなど、一歩進んだ楽しみ方もできるなど、中級者以上の方にもまだまだ開発の余地の多い被写体の一つだと思います。

日本の夏の風物詩の花火、今年の夏こそはぜひ一度、とっておきの一枚を撮ってみてください。

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