高いのにはワケがある。Leicaお値段トップ5【ライカレンズ・現行品編】  

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高いのにはワケがある。Leicaお値段トップ5【ライカレンズ・現行品編】

2016/5/27

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世界で最も多く愛されているカメラと言われるライカのカメラ。

前回の記事では、1930年代~1940年代ごろには「ライカ1台あれば家が一軒建てられる」と言われた現行ライカカメラの驚きのお値段とその魅力についてお話させていただき、おかげ様で大好評を頂きました。

高いのにはワケがある。Leicaお値段トップ5【ライカカメラ・現行品編】はこちら

レンズ交換式のライカカメラと切っても切れない関係にあるのがライカのレンズです。

そこで今回は、ライカのカメラのお値段に焦点をあてた前回に続き、『高いのにはワケがある。Leicaお値段トップ5【ライカレンズ・現行品編】』とし、レンズについてのお話をさせて頂きたいと思います。

今回スポットを当てるライカのレンズはカメラのランキングと同じく、現在、お店で購入できるものに限らせていただきます。(ご紹介するレンズのお値段はすべて、直営店での販売価格を元にしています。)

また、レンズの焦点距離と開放F値によってお値段は異なってきますが、同じ銘柄のレンズがランキング内に入る場合、その銘柄の中で最も高いモデルの価格をランキングの対象としました。

そして、限定品や贈呈品、カメラ黎明期に発売された超オールドレンズ等については、今回もランキングの対象外とさせていただきます。高価なライカのレンズはカメラと同じく、お値段は天井知らずですし、“超”が付くほどのオールドレンズに関しては、写真撮影の道具としてというよりは博物学的な価値を持ち始めているレンズもあるくらいですからね。

それではライカレンズの、ビックリのお値段とそのすばらしい魅力の数々をぜひご堪能ください。

Macro-Elmar-M 90mm/f4.0

5位macroelmarm

いきなり、ちょっと変わった形のレンズの登場です。

これまで一眼レフを使用していたユーザーが、レンジファインダー機に移行した際に、最も大きく違和感を感じるのは「最短撮影距離の長さ」ではないでしょうか?

数十cmまでならざらに寄れた一眼レフと比べ、レンジファインダー機の最短撮影距離は1m弱、一眼レフの使用になれたユーザーにとっては全く寄れないといっても過言ではありません。

かつてはM型ライカを一眼レフ化するVisoflexや近接撮影アダプターといったアイテムが存在していましたが、ライカが提案する、このレンジファインダー機の最短撮影距離の問題に対する現時点での最終的な回答がこのMacro Elmar M 90mm f/4.0と、マクロアダプターです。

Macro Elmar M 90mm f/4.0のみでも、最短70cmの撮影が可能ですが、アダプターを使えば、50cmまでの近接撮影が可能になります。

被写体のかなり細かい部分まで精緻に描写する表現力と、ライカならではの柔らかな描写、被写体を自然に、しかし確実に引き立たせるボケ、逆光に対する耐性も十分に備えており(付属のフードを使用すればその効果は更に大きくなります)、マクロレンズとして完璧なスペックを備えたレンズと言えるでしょう。

外観だけを見ると少し特殊な感じのレンズには見えますが、使ってみると手放せなくなること受けあい、ライカのフィールドを更にもう一回り広げてくれる1本です。

そんなMacro Elmar M 90mm f/4.0、お値段は第5位ながら驚きの50万2,700円です。

APO Vario Elmarit SL 90-280mm f/2.8-4

4位

次にご紹介するのは、APO Vario Elmarit SL 90-280mm f/2.8-4、望遠側の焦点距離をカバーする大口径望遠ズームレンズです。

Vario Elmarit SL 24-90mm f/2.8-4と併用することにより、24~28mmの画角をカバーできることになります。

APO Vario Elmarit SL 90-280mm f/2.8-4光学系に採用した新開発のダブルインナーフォーカス方式により、プロ仕様のカメラシステムで最速のオートフォーカス性能を実現しています。

開放F値から驚きの高彩度と高緻密、また、特筆すべきは最短撮影距離が、90 mmで60cm、 280 mmで1.4 mだということです。もちろん、第5位のMacro Elmar M 90mm f/4.0ほどではありませんが、焦点距離を考慮に入れれば、この最短撮影距離は驚異的であることが分かると思います。

また、SLはAFでピントが合焦しないと、シャッターが落ちないので、ギリギリまで被写体に寄れる大変使いやすいレンズであることも大きな魅力です。

レンズの基本である「描写力」をとことん追求したレンズ、それがこのAPO Vario Elmarit SL 90-280mm f/2.8-4でしょう。

絞り開放からの高コントラストな描写、どの焦点距離で撮影しても、すみずみまで細密でシャープで線、色滲み少なく細かい色の階調まで、克明に再現するその描写は、まさに圧倒的です。

デジタル素子対応の圧倒的描写力を誇るこのレンズが第4位。お値段は74万3,850円です。

APO Summicron M 50mm f/2 Aspherical

3位

続いてご紹介するのが、「50mm f/2」という標準的なスペックながら、歴代のズミクロン50mmで初めての非球面レンズの採用、またアポクロマート仕様かつフローティングフォーカス搭載という何とも豪華なスペックの標準レンズ、APO Summicron M 50mm f/2 Asphericalです。

なんとこのレンズ、ライツ社時代に開発された、生産と利用が難しい特殊ガラスを使用しているレンズだそうで、ライカ社が「性能に関して言えば、Mレンズの中でも卓越したレンズ」というほどの描写力を備えています。

写りに関しては「切れ味の鋭い描写」という表現が最も的確です。細かく一つ一つの画素を刻んでいくような緻密な描写であると同時に、被写体の立体感や存在感を見るものに強く感じさせる、圧巻の表現力を見せてくれます。

わたしがこのレンズの描写力を最も強く感じたのが、喫茶店の店内を外から撮影したときのこと。ガラス越しの店内の壁にかけられた絵画はもちろんのこと、壁の模様まで、その線の1本1本を辿れるまでに再現されていたのです。

それでいて、コントラストも高く色つぶれを起こすこともなく、トーンも美しく表現してくれているその描写力は、どんなシチュエーションにおいても安心して使えるレンズといえます。

何とも個性的、かつ魅力的なこのAPO Summicron M 50mm f/2 Aspherical、お値段は堂々の77万8,000円です。

Summilux M 21mm f/1.4 Aspherical

2位

LEICAレンズの中でも大口径のf1.4を達成したレンズに称される名称、それがSummiluxです。中でも、35mmカメラ用の21mmレンズとしては世界初となる開放F値1.4を達成するのが、このSummilux M 21mm f/1.4 Asphericalです。

超大口径の広角レンズとは思えないほど高い描写力、強烈な逆光にもフレアをほとんど発生させない光学性能、21mmレンズとしてはかなり大きく美しいボケに加え、広く深いピント域と被写界深度にも特筆すべきものがあります。

一般的なf1.4の35mmレンズ等と比べれば、格段に広く、深くなるため、光量の少ない場所でも目測がしやすく、高速シャッターの使用が出来るので、スナップ写真にも十分に使えます。

明部から暗部まで確実に、緻密に描写してくれるSummilux M 21mm f/1.4 Aspherical。
間違いなくこのレンズでしか見えない世界がある1本といえるでしょう。

お値段は第2位の91万3,100円。脅威の性能を持ち合わせたレンズはそのお値段も驚異ですね。

Noctilux M 50mm f/0.95 Aspherical

1位

ついに第1位のレンズの登場です。
数あるM型ライカ用レンズの中でも燦然と輝く独特のオーラに包まれたレンズ。Noctilux M 50mm f/0.95 Asphericalです。

最大の特長は、人間の肉眼よりも明るい世界最高峰の「f/0.95」。絞り開放でも合焦部分の揺るぎないピントピーク。被写体を一切選ばない描写性能。昼でも夜でも使える対応力の広さは驚異的。

ボケに関しても驚異的です。紙のように薄いf/0.95の被写界深度は使いこなすまでには、ある程度の技術が必要で、少し被写体がずれるとすぐに大きくボケてしまいます。しかしいったんそのコツをつかんでしまえば、夢のようなボケを楽しむことができます。大きくボケた背景から、被写体が立ち上がってくるその様子は、もはや3Dのような印象さえ受けます。

圧倒的かつ唯一無二の描写を誇る、他に類を見ないまさに世界最高のレンズの名にふさわしい1本、Noctilux M 50mm f/0.95 Aspherical。

お値段は驚愕の、137万4800円 になります。

とんでもないお値段ではありますが、購入まではできなくとも、一度は手にとって使ってみたいレンズであることに間違いありません。

さいごに

saigoni

いかがでしたでしょうか?

一般に「M型ライカ」と称されるレンズ交換タイプのカメラがこの世に生み出されてから60年以上。いまだに世界中のカメラファンをひきつけて止まないライカカメラとともに、その歴史を紡いできたライカレンズ。

ライカを語る上で、そのお値段についても差あけては通ることはできませんが、そのレンズの最高峰のレンズ群の、お値段以上のその魅力がほんの少しでも皆様に伝われば幸いです。

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カイトリ

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