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知っておきたいデジカメ選びのポイント【後編:「写り」にこだわって選ぶデジカメ編】

2016/4/8

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前編【被写体・シーン別に選ぶデジカメ編】では、カメラを使う被写体やシーン別にオススメのカメラについてお話をさせていただきました。

今回はその後編、【画質にこだわって選ぶデジカメ編】と題して画質そのものにスポットを当てて、「画質にこだわる」とはどういうことなのか、そして、画質にこだわった場合のおすすめカメラを紹介していきます。

「画質」にこだわるとは

「カメラを選ぶといえばまずは画質が最も重要!!」
そう考える方は多いでしょう。しかし一方で、そもそも「画質の良さ」ってどうすれば分かるの?という方も少なくないはずです。
そこでまずは、画質でカメラを選ぶ際のポイントについて少し解説していきましょう。

高解像度のカメラほど画質は落ちる!?

高解像度
このように書くと、多くの人が「えっ!?」と思うかもしれません。

巷では、高解像度=高画質という「解像度神話」ともいえるイメージが一般的に広く浸透してしまっていますが、実はこれ、正しくありません。

実際、デジカメを購入する際、多くの方は「解像度」を気にします。
しかし極端に言えば、技術的には画素数だけが増えても、画質が向上するわけではないのです。

「解像度」とは「1000万画素」や「1000万ピクセル」で表されている数値で、最近のカメラはだいたい「1200万画素~2200万画素」のものが多いように思います。
この数値を単純比較して、解像度が高いすなわち解像度の数が多いカメラほど、画質の良い=性能が良いカメラだ、と判断する人が多いのですが、これは誤りなのです。

3月29日の弊社コラム記事『解像度、解像感、解像力の意味とそれぞれの違い』(URL)
でも少し触れましたが、解像度=画素数には「ドット数としての解像度」と「ドット密度としての解像度」の2つの意味があります。

前者は「表示媒体(モニター画面、写真等)の中にいくつの画素が並んでいるか」を表し、後者は「1インチ(1平方インチではない)の幅の中にどれだけのドットを表現できるか」を表すものにすぎず、そのまま画質の高さを表すものではないのです。

重要なのはレンズと撮像素子(イメージセンサー)

image-03-668x254
ではいったいカメラのどの部分が画質の良さを握っているのでしょうか?
それはズバリ!レンズの大きさ撮像素子(イメージセンサー)のサイズです。

ここで少しデジカメの構造と写真の撮れる仕組みについてもう一度考えて見ましょう。

上の画像をご覧ください。デジカメで写真が撮れる仕組みを簡単に模式化したものです。

被写体から出た光がレンズを通過し、撮像素子がそれを受光し、映像エンジンが現像処理を行なうことで、一枚の写真が撮れます。

撮像素子とは、「レンズから入ってきた光を電気信号に変換する部品」で、デジカメで写真を撮る場合、撮像素子に光を取り込む量が増えるほど画質は良いものが得られます。

つまり大口径のレンズを通して、大きな撮像素子で光を受けることができれば、高画質の写真が撮れる、というのがデジタル写真の仕組みの大前提なのです。

ここで件の「画素数」に再び注目しましょう。

先にも説明したとおり、画素数とは撮像素子の上に並んだ、ものすごく小さな受光部品部品の数と密度を表しています。1000万画素のカメラなら1000万個の受光部品が撮像素子の上にタイルのように敷き詰められていると考えてください。

この撮像素子上に並んだ画素数が増えると、受光面積が小さくなり、ダイナミックレンジ(明るさが表現できる範囲の広さ)が下がることにより、画質が低下するのです。

撮像素子すべてを受光面積として使えるわけではない

受光部品①
今、同じサイズの撮像素子にそれぞれ、1画素と9画素の受光部品を並べるとします。
「画質の良い写真はどれだけたくさんの光を受光できるかによる」ことは先に説明しました。

「解像度神話」を信じるのであれば当然9画素の受光部品を並べたほうが画質の高い写真が撮れるはずですよね。

しかし多くの撮像素子は、1つの画素全体が受光領域として利用できるわけではないのです。受光部品に光があたることによって写真像が作られるのですが、受光部品と一緒にその信号をカメラに伝える部品も撮像素子に配置されているのです。

更に細かく見てみましょう。イメージとしてはこのような感じです。

受光部品2

水色の部分が信号をカメラに伝える部品=受光できない部分です。
そう、撮像素子の全面が受光パネルに使われているのではなく、受光部品と信号をカメラに伝える部品が同じ面に並べられているのです。

なので、撮像素子が同じサイズだとして、1画素と9画素を比べると9画素の受光素子のサイズは1/2になると思われがちですが、信号をカメラに伝える部品に面積がとられて受光部分の面積がむしろ小さくなってしまい、結果的に撮像素子の受光面積が小さくなってしまうのです。

いかがでしょうか?
画素数が画質の良さを握っているのではなく、撮像素子の大きさが画質の良さを左右することがお分かりいただけたのではないかと思います。

撮像素子(イメージセンサー)の大きさと画素数の関係

イメージセンサーサイズ

画質のよさのカギを握る撮像素子。では具体的にどのような大きさで、どんな種類があるのでしょうか。

上の図が実際の画像センサーのサイズと種類を並べたものです。
一番小さいのは、iPhone 5Sで1/3型。ミラーレス一眼のNEX-3NはAPS-Cサイズになるので、面積でみるとかなり差があることがわかりますね。

少しざっくりとした言い方になりますが、ここに「何個の受光部品が並ぶのか」が「画素数」ということになるわけです。

さて、勘の良い読者の方はそろそろお気づきかと思いますが、この撮像素子が最も大きく(=フルサイズのイメージセンサーを備え)、かつ画素数の高いカメラが、実質「最も画質の良いカメラ」といえるのです。

ジャンル別!画質にこだわるおすすめデジカメ

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しかしこのフルサイズセンサーのカメラはそのほとんど全てがプロユーザー向けであり、価格もものすごく高価なものになります。とことん画質にこだわるというのであればこのフルサイズの中からカメラを選びたいところではありますが、ご予算の都合ももちろん加味しなくてはなりません。

そこで、今回のテーマでもある「画質にこだわったデジカメ選び」は、コンデジ、ミラーレス、デジタル一眼レフの各ジャンルごとにおすすめのデジカメを紹介します。

画質にこだわるカメラ選び~コンデジ編~

まずは、最も広いユーザー層を持つであろう、コンデジの画質にこだわったおすすめ機種を紹介していきます。

画質にこだわる方におすすめしたいコンデジはこちら。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
富士フイルム X70です。イメージセンサーには同社のミラーレスFUJIFILM X-T1にも使用されているAPS-C X-Trans CMOS II”を搭載、有効画素数は1630万画素を誇り、新設計の18.5mm F2.8レンズを備えた高級コンデジです。

解像感は開放からシャープ、コントラストの付き方も安定感があります。また、点像復元処理機能を搭載していることによって、絞るほどボケが強くなってしまう・・・という回折現象を気にせず絞り込めることも大きな魅力です。

富士フィルムが長年培ってきた色彩表現の知見を活かした、色の表現にも強いこちらのコンデジ、画質にこだわりたい方にはかなりオススメです。

次にオススメしたいコンデジがこちら。

lx100
パナソニックLUMIX LX-100です。

画素数は1684万画素、コンデジとしては初めてとなるフォーサーズ規格と同じ4/3型MOSセンサーを採用、従来の1/1.7型センサーと比べ、面積で約4倍以上、1画素あたりの受光面積も拡大しました。
また搭載しているLEICA DC VARIO-SUMMILUXレンズはF1.7-2.8の明るさと、レンズ周辺部までの高い解像感を実現します。

コンパクトなボディからは想像できないほどの高画質を実現してくれます。

画質にこだわるカメラ選び~ミラーレス編~

続いては、一眼レフに匹敵する描写性能と、コンパクトさを両立するミラーレス機の中で、画質にこだわった場合のおすすめ機種をご紹介します。

ソニーα7
最初におすすめしたいのはこちら!ソニーα7です。
世界初のフルサイズミラーレスカメラとして登場したソニーα7。発売当初は交換レンズが2本しかありませんでしたが、その後じわじわその数を増やしています。

有効画素数は2,430万画素で、フルサイズイメージセンサーの圧倒的な画質と表現力とあわせてすばらしい画質を実現してくれます。

お値段は新品でメーカー希望小売価格税込17万円台と、一見高級機種に見えますが、一眼レフを含めたフルサイズ機の中でもっとも身近な価格設定です。
速度優先連続撮影モードではAF追従で5コマ/秒になり、シャッター走行ショックによる機構ブレを軽減できる電子先幕シャッターを備えている点も大きな魅力。

フルサイズにチャレンジしてみたい人にはぜひ選択肢に入れて欲しい一台です。

次におすすめしたいのがオリンパス EM1です。

olympus em1

有効1628万画素のマイクロフォーサーズセンサーを撮像素子を搭載し、オリンパス最高画質を実現した一台。

また、コントラストAF、像面位相差AFの二つの方式に対応することにより、フォーサーズシステム規格とマイクロフォーサーズシステム規格の両方の規格レンズに対応していることで、レンズの性能を最大限に引き出すことにも成功している、汎用性も高いミラーレス機です。

画質にこだわるカメラ選び~デジタル一眼レフ編~

さて、いよいよ主役の登場です。
コンデジやミラーレスでは及ばない、超高画質を実現できるのはやっぱりデジタル一眼レフ。
ということで、ファイブスターカメラが画質にこだわりたい方におすすめするデジタル一眼レフ2台をご紹介します。

1台目にご紹介するのがコチラ、ニコン D7200

d7200

ニコンDXフォーマット最上位モデルです。
撮像素子は23.5×15.6mmサイズCMOSセンサー有効画素数2,416万画素で、大きな被写体から、微細な箇所まで鮮明に写し出すことが出来ます。

これに加え、ニコン独自の画像処理エンジンEXPEED 4により、高感度でも鮮鋭感を残しつつ効果的にノイズを低減してくれることで、光の少ない状況で動きの速い被写体を捉えたい場合でも、最適なシャッタースピードで撮影できます。

画質面で更なる高みを目指した、ニコンのハイエンド機です。

2台目はニコンと双璧をなすカメラメーカー、キヤノンEOS-1D Xです。

Canon_EOS-1D_X_body

こちらの機種はこれまでの「EOS-1D」シリーズと「EOS-1Ds」シリーズを統合した新しいラインのプロ向けのデジタル一眼レフになります。有効1,810万画素、35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載しています。

競合のニコンが発売しているD810(フルサイズ有効3,635万画素)と比べると画素数は半分ほどですが、画質に関して言えば全く引けをとりません。画素数=画質の美しさではないことが分かる良い例ですね。

また、画素数と撮像素子の大きさ以外に、センサー上で光を集めるマイクロレンズの隙間をなくすギャップレス化を実施していることが最も大きな特徴で、これにより光を効率よく取り込み、映像エンジンに送ることができます。

番外編~費用に糸目は付けない方限定!?超高画質を実現するカメラ

最後に、番外編として費用度外視!ジャンルも度外視した現在のデジカメ市場において最も高画質の1台を紹介しましょう。

Exif_JPEG_PICTURE

これまで、イメージセンサーの大きさとして35mmフルサイズを最大として話を進めてきました。しかし、ご存知の方もいるかとは思いますが、フルサイズを超えるイメージセンサーを持つデジカメが存在します。

その一例がこちらペンタックス 645Z、中判デジタルカメラです。

イメージセンサーサイズは35mmフルサイズセンサーを遥かに凌ぐサイズは面積比で35mmフルサイズの約1.7倍の44×33mm、有効画素数は5,140万画素を誇るまさにモンスターと言える一台です。

現在のところ、最大のセンサーサイズは645の画面サイズとほぼ同等で、カメラシステムとしては645システムでほぼ全てカバーできることになります。そして645を超えるサイズのイメージセンサーは現在のところないのです。

名実ともにフィールドカメラの頂点と言える一台です。
ちなみに販売価格は店頭価格で80~90万円!「頂点」の名にふさわしいお値段ですね。

費用度外視!われこそは世界最高の画質を求める!という方におすすめの一台です。

さいごに~自分が撮りたい写真を、撮りたいカメラで~

後編アイキャッチ
いかがだったでしょうか?
2回に分けておすすめのカメラをご紹介してきましたが、「コレ欲しい!」というカメラはありましたか?

もちろん、今回紹介させていただいた以外にもカメラは星の数ほど、といっては言い過ぎかもしれませんがたくさんたくさん存在します。そしてまた、交換レンズや外付けの機器も数え切れないほど様々なメーカーから発売されています。

カメラ選びの切り口は撮りたい写真の数だけ、ユーザーの皆様の数だけありますし。どれだけ性能のいいカメラでも、重くて使えなかったり、使い勝手が悪かったりしてはせっかくの写真撮影が楽しくありません。

カメラやレンズ、イメージセンサーや画質など、写真に関する知識はあくまでもそのお手伝いであり、写真撮影において最も大切なのは、自分が撮りたい写真を、自分の大好きなカメラで楽しんで撮ることではないかと思います。

私たちは、カメラを扱う皆さんがお気に入りの一台で世界に一枚だけのとっておきの写真を撮ってくれることを楽しみにしています。

カメラ選びの上での注意点

いかがでしたでしょうか?
今回はシーンとしては「旅行」、被写体としては「人物」「風景」「動くモノ」「動かないモノ」に絞っておすすめカメラを紹介してきました。
しかし、今回で紹介させていただいた以外にも、実際にカメラを選ぶ際のポイントにはユーザーの数だけあるといっても過言ではないでしょう。

後編は、カメラの性能や写真の画質にこだわったデジカメ選びのポイントをご紹介します。
お楽しみに!!

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