構図を意識して、魅力的な写真を撮ろう!【前編】

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構図を意識して、魅力的な写真を撮ろう!【前編】

2016/3/25

DSCF6209-1-1

プロカメラマンの川窪 葉子さんに記事をご寄稿頂きました!

川窪さんの作品が見られるHPはこちら↓

http://www.yoko-kawakubo.com/

今回は写真の構図について解説して頂きました。

写真を撮る上で、構図は非常に重要なファクターとなります。

構図を何も考えず撮影したものと意図して撮ったものとでは、大きく印象が異なります。

それではどういったことを意識して撮ればいいのでしょうか?

前編と後編に分けて作例を交えながら、基本的な構図のとり方を解説していきます。

以下本文です。

構図を意識して、魅力的な写真を撮ろう!【前編】

写真を撮影するうえで一番大切だと言っても過言ではないのが「構図(フレーミング)」です。なぜ構図が大切なのかというと、構図によって受ける印象が違うものになるからです。

写真を構えたとき「何を主題(被写体)にして撮るか」を決めて、その主題(被写体)を画面のどこに置くと主題が一番引き立つか魅力的に見えるかを瞬時に判断します。

そして主題を活かしつつ、周りとのバランスを取ることも大切です。そのときに重要なのは「線を意識する」ことです。その線とはどういうことかを、構図とともに2回に分けてご紹介します。

まず前編では「三分割法」「三角構図」「二分割(シンメトリー)構図」「対角線構図」の4つをみてみましょう。

【三分割構図】 バランスのよさで美しさを

縦横それぞれを3つに分割し、その縦横の分割線が交わる部分の分割点に被写体を置きます。
4か所の分割点のどこかに被写体を置くと全体的にバランスの良い構図となり、別名「黄金比構図」とも呼ばれています。
(実際の黄金比は比率が1:1.62ですが、写真では1:2が一般的です)

3DSCF56261--1-1機種FUJIFILM X-A1 レンズFUJINON XF35mmF1.4R / ISO-200 / F1.4 / 1/75秒 / 露出 -1 / WB AUTO / フィルムシュミレーション セピア 

人々が行き交うなか、再会を喜び合うカップルに目が止まり、カップルを引き立てるように右下の分割点に置いて撮影。左上方向に電光掲示板と出口を入れて、対角線構図をプラスして対角線上に続くカップルへ視線誘導を強調するようにしました。

風景撮影では水平を意識しますが、このように水平が絶対ではありません。俊敏さが命のスナップなどでは構図にこだわりすぎてタイミングを逃さないようにしましょう。

【三角構図】 高さと奥行で安定感を

高さと奥行、安定感を表現したい時に最適な技法です。ビルの高さなどを表現したいときに、この構図を意識すると高さや奥行きが強調されます。
上を小さく、下を大きく見せる遠近法で高さと安定感が生まれます。
ローアングルから見上げるように撮影するとより高さが強調されるので、撮影する際のアングルも意識したい構図です。

DSCF6209-1-1機種FUJIFILM X-T10 レンズFUJINON XF16mmF1.4R WR / ISO-3200 / F3.5 / 1/17秒 / 露出 0 / WB AUTO / フィルムシュミレーション ベルビア 

高さを強調したい時は縦構図で撮影すると、より高さを表現できます。
この写真ではさらに夜空に伸びるふたつのツリーを活かすために、ローアングルから見上げて対角線に被写体を置き、三角構図と対角線構図の組み合せで撮影しました。

【二分割構図】 古来から美しいとされたシンメトリー

左右対称または上下対称な被写体の撮影に使われる構図です。シンメトリーは古来から美しいとされ、エジプトのピラミッドやインドのタージマハールなど多くの歴史的建造物にも利用されている構図です。
風景撮影では分割線を水平線や地平線に合わせることで、街撮影では垂直を意識することでバランスのよい写真に仕上がります。
二分割構図+三分割構図、二分割+S字構図などを組み合わるとさらに奥行がプラスされ、上級テクニックといえます。
DSCF9073-1-1機種FUJIFILM X-T10 レンズFUJINON XC16-50mm F3.5-5.6 OIS / ISO-200 / F22 / 1/75秒 / 露出 +3 / WB 電球 / フィルムシュミレーション アスティア ※lightroomでハイライトを下げシャドウを上げ、露出もあげています。

沼の水面の反射を利用した上下対称のシンメトリー構図です。この写真と同じく水面反射を使用した構図では「逆さ富士」などが有名です。
この写真では空と水面を二分する水平線を真ん中にして、小舟と朝日を左右に配置しました。
空の雲ときれいに水面へ映り込んだ雲が上下対になることで、ドラマティックに仕上げました。

【対角線構図】 視線の誘導で躍動感を

被写体を対角線上に置いたり、対角線上に斜めに撮影したりする構図です。見る人の視線を手前から奥に誘導させることで、写真に動きや奥行きを感じさせることができます。料理などもお皿を斜めにして対角線上に置くことで、よりシズル感を表現できます。
DSCF9522-1-1-1-1機種FUJIFILM X-T10 レンズFUJINON XC16-50mm F3.5-5.6 OIS / ISO-1600 / F5.8 / 1/6000秒 / 露出 0 / WB AUTO / フィルムシュミレーション ベルビア

対角線構図に右下分割点に被写体を置いた三分割構図の組合せで撮影。
シンプルな背景のなかで躍動感を出すために、進行方向の空間を空けています。

最初に述べた「線を意識する」がお分かりになったでしょうか。デジタルカメラのビューファインダーにはフレーミングを表示させることができるので、慣れないうちは利用してください。

ただし、この構図にこだわり過ぎるのも良いとはいえません。一番大切なのは「何を撮るか」「何を一番表現したいのか」です。
構図はそれを最大限に活かすためのテクニックのひとつに過ぎません。フレームに被写体を当てはめるのではく、被写体にフレームを当てはめる、この意識を大切にしたいものです。

この景色でこれを活かしたい、ならば構図はこれだと、何度も撮っているうちに感覚で覚えていくようになります。それまでには色々な構図で撮影してみて、画面やプリントで見てください。客観的にみることで、一番魅力的に見えるのはこれだと思えるようになる感覚がわかるかと思います。

また、何枚も撮ることが上達のコツとも言われますが、ただ何となく同じ設定で数を多く撮ればよいとは言えません。今はデジタルで消すことも簡単ですが、かつてのようにフィルム撮影ではプリントするまで確認ができませんでした。シャッターの一押しを大切にしながら、感覚を身につけセンスを磨くように、私は心掛けています。

次回も引き続き構図の後編をご紹介します。

<写真・文/川窪葉子>

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