画素数が多ければ写真はきれい?  

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画素数が多ければ写真はきれい?

2016/3/22

DSC_0141

「有効画素数○○万画素を実現!」なんていう売り文句を聞いたことのある方は多いのではないでしょうか?

デジタルカメラの性能をアピールする文言として、画素数はよく引き合いに出されます。

昨年リリースされたキヤノンのEOS 5Dsは、35mmフルサイズ機として約5,060万画素という驚異のスペックを有しています。

画素数が多ければ写真の質は向上するのでしょうか?

今回は画素数と画質の関係についてご紹介致します。

そもそも画素数って何の数字?

デジタル画像は色情報を持つ小さな点の集合体です。その小さな点のひとつひとつを画素と呼んでいます。

名称未設定-1

この画素が集まって画像が作られます。

1000万画素の画像なら、1000万個の画素で構成された画像ということになります。

画素数が増加すると描画制度が緻密になり、拡大しても物体や線がはっきりと認識できます。

体画素の画像は拡大するとモザイクのような粗が目立ってしまいます。

それなら画素数が多いほど画質はきれいになるんじゃない?

画素数が上がれば繊細な描写はできます。

しかしそれが画像のクオリティに直結するかと言われると、必ずしもそうではありません。

画素はレンズから入ってくる光を認識する受光領域と呼ばれるものと、受光領域から受け取ったデータを伝達するための回路などで構成されています。

同じサイズのイメージセンサーで画素数を上げると、1画素あたりの面積が小さくなります。

その際に受光領域・回路は一律に小さくなるわけではありません。

このため、高画素では描写こそ繊細ですが、色再現にデメリットが生じてしまいます。

CCDイメージセンサーの場合

CCDイメージセンサーの場合は受光領域の傍に垂直転送用CCDという回路があるのですが、画素が縮小しても垂直転送用CCDは大して小さくならず、受光領域のみ小さくなってしまいます。

このため、高画素では描写こそ繊細ですが、色再現にデメリットが生じてしまいます。

ccd-受光領域

CMOSイメージセンサーの場合

配線などの回路はイメージセンサーの前面にあります。CCD同様、画素を上げてもこれらの縮小が困難なため、高画素では受光領域は小さくなってしまいます。
cmos受光領域

受光領域が小さくなるとどうなるの?

受光領域が狭まると、発色が変わってきます。彩度が低くなり、全体的にくすんだ感じに仕上がってしまいます。

細部まで緻密に描写ができる代わりに、色彩がやや犠牲になってしまいます。

繊細なディテールを取るのか鮮やかな色彩を取るのか、悩ましい所です。

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それでは高画素と低画素、どちらにすればいいんでしょうか?

答えは「用途による」です。

画素数そんなにいらないです

最終的な画質には、その画像を見るフォーマットの解像度の方が重要になってきます。

解像度とは画像のきめ細かさ・滑らかさを表す尺度のことを言います。

dpi(ディー・ピー・アイ)という単位で表され、この値が高いほど自然に近い画質が得られます。

dpiは1インチ当たりのピクセル数によって算出されます。

一般的な印刷には300dpi程度が妥当とされています。

dpiをそれより上げても人の目には違いが分かりにくく、データ量が重くなってしまうだけです。

それでは、300dpiでA4サイズの用紙に印刷する場合に必要な画素数を計算してみましょう。

A4用紙は210mm×297mmで、およそ8.26インチ×11.69インチとなります。

これにdpiの300を掛けると、印刷に必要な画素数が算出できます。

300 × 8.26 = 2,478

300 × 11.69 = 3,507

2478 × 3507 = 8,690,346

およそ870万画素さえあれば、A4プリントには十分ということが分かります。

はがきに印刷する際やパソコンのモニタに表示させる程度でしたらもっと少ない画素数で済みますし、ポスターなどの大きなものを印刷しない限り、さほど多くの画素数は必要ありません。

以上のことから、上記のような用途の範囲での適切な画素数は900万画素もあれば十分ということが分かります。

さいごに

画素数も写真のクオリティを左右する重要なファクターではありますが、「画素数が多い=きれいな写真」ではありません。

写真の画質にはさまざまな要素で構成されています。

レンズのF値やシャッタースピード、ISO感度やホワイトバランスなどなど…

それらについては別の記事でご紹介致します。

カメラのお求めになる際は、カメラの画素数だけで判断されないようお気を付け頂ければと思います。

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